光陰矢の如し。

肛門痔の如し。


皆さんこんにちは、キャンです。

いや、何が言いたいかというと、時の流れが早すぎてオシッコちびりそうという話だ。

気持ち的には未だに学生時代のままなのに、順調に年だけは重ね、気付けば小川市長と同い年。


あ、晶ちゃん再選おめでとう!


しかしいくら若い気分でいても、体の衰えはどうしようもない現実として重くのしかかって来る。

それが最も顕著に現れる場所と言えばそう、チ○コですね!


「お前はそればっかりだな!」と思われるかも知れないが、割りとガチで近年そればっかり気にしているから仕方がない。

中でもここ数ヵ月の衰えっぷりは目を見張るものがある。

ふにゃり途中下車の旅はもはや標準装備、かつては鉄板だったお気に入りのエロ動画を見ても俺の股間のトリックスターはすやすやと安らかな寝息を立てているだけ…。

「どうしてエレクチオンしないのよー!」とシャウトしたことも一度や二度ではない。


もうあれやね…ただのオシッコ棒に成り下がる日も近いんやね…。

いっそこれで性欲自体がなくなってしまえばまだ楽なのかも知れないが、ヤりたい気持ちだけは未だにモリモリ!

エッチなMilfや短いスカートで頑張る女子高生などを見かければわき見運転上等で目で追う始末だ。

心に体が付いて来ない…悲劇ですよこれは…。


ご覧の通り、これまで俺がいかに時の流れに無頓着に過ごして来たか理解して頂けたと思うが、それは何もチ○コに関するエトセトラばかりではない。

映画に関しても同様だ。

劇場公開当時興味を持ち、「旧作になったら見よう!レンタルで!」と思っていた作品が、気付いたら旧作どころか店頭から消えていたなんてこともしばしばだ。

そのうちの一本が『ミッドサマー』だ。


日本上陸前からその過激な描写が海外でも話題となっていた本作。
様々な映画レビューサイトでも当時多く取り上げられていた。
もう5年以上前のことだ。

さらに言えば、今回ご紹介するのは『ミッドサマー』ではない。
かつて交流のあったアメブロの映画レビューブロガーさんが、ある時『ミッドサマー』を颯爽と紹介しておられた。
当時の俺はまだ見ていないにも関わらず「俺もいつか見るぜ!」というウザ絡みコメントをしたためたわけだが、その際、「『ミッドサマー』を見るより先に是非ともこいつを見てくれ!」というアドバイスをもらった。
俺は必ずその順番で見ることを固く約束した。
もう4年以上前のことだ。

それが、今回ご紹介するこちらの作品。
『ウィッカーマン』

今こそ誓いを果たす時!
離島で繰り広げられるエッチな儀式!
俺のオシッコ棒も復活するか!?

それではストーリー!

イギリスのどっかにあるサマーアイル島…言うなればそう、ぽかぽかアイルー島ですね!
こののどかな孤島で一人の少女が行方不明になったという匿名の通報を受け、本土から一人の警部が捜査にやって来た。

同封されていた少女の写真を手に、島民らに聞き込みを開始するが、どうにも要領を得ない。
皆口を揃えて「この島の子ではない」と言い、母親と思われる女性でさえ「うちの子ではない」と笑顔で答える。
↑ほんとぉ?

違和感はそれだけではない。
警部が一宿一飯を求めたパブでは多くの島民らが自堕落に飲めや歌えやのドンチャン騒ぎ。
昭和世代もドン引きするような下ネタソングを若い娘も一緒になってエンジョイしている。

↑俺の大事な部分もあらぬ勢いでそそり立って欲しい…。

さらにパブの外に出てみれば、その辺の原っぱで1ダースほどの若者が青姦乱行パーティーを絶賛開催中!
↑まーぜーてー

たまらずパブの自室に引きこもる警部さんの苦悩は終わらない。
部屋の外ではパブの娘がエロソングを歌いながら全裸でクネクネ踊り、世界一エロい壁ドンでガンガンに誘惑してくる。

↑見ただけでセクハラ扱いされる昨今、ありがたい申し出。

しかし警部さんは敬虔なクリスチャンで本土には婚約者もいる。
変な汗をかきつつも神に祈りを捧げ、眠れぬ一夜を過ごすのだった。

↑壁の向こうの彼女を感じながら我慢。

翌日も一人で捜査を続ける警部さん。
相も変わらず島内のそこかしこでは子供たちがエロソングを歌いながらエロ儀式を繰り広げている。
↑楽しそう!

どうやらこの島は、領主のお供アイルー…もとい、サマーアイル卿をトップに、独自の宗教が強く根付いているようだ。
その宗教の教えとはすなわちそう、男根崇拝ですね!
↑男根です!

男根は豊穣と繁栄の象徴であり、小学校では年端もいかない女児たちが男根を連呼し、猥褻発言並びに猥褻行為が大いに奨励されているという…。

なんだ、いい村じゃないか!

しかし敬虔なクリスチャンである警部さんにはとても受け入れられるものではない。
唾棄すべき汚らわしい行いの数々に加え、キリストを祀る教会は朽ち果て神父さえいないのだ。
もはや半ギレ状態で男根教育中の小学校に乗り込むと、国家権力を存分に行使して生徒名簿を強引にチェック。
遂に探していた少女の名を発見する。

「この嘘つきどもめ!」


憤る警部さんに対し島民らは、「うちの教えでは死という概念はない」「決して殺人ではない」などと、これまでとは全く異なる供述を始める。
しかし役場の死亡届けに少女の名はなく、遺体が埋葬されているという墓地を掘り返してみれば棺の中にはなぜかうさちゃんの死体が入れられている。
↑うさちゃん…。

一体少女は生きているのか死んでいるのか、生きているとしたらどこにいるのか?
島民らが隠している真実とは何なのか?
謎を解く手掛かりはタイミングよく明日開催される村のメイデー祭にあった。
奇妙な獣の仮装をして島中を練り歩く奇祭で、かつて凶作の年には生け贄が捧げられたという。

折しも今年のぽかぽかアイルー島は名産のリンゴが全くの不作…まさか!?

嫌な推理結果に辿り着いてしまった警部さんは翌日、祭り参加者の島民を殴り倒して成り代わるという実に警官らしい作戦でメイデー祭に潜入、遂に生け贄として捕らえられていたであろう行方不明の少女を発見する!

「わー助けてー(棒)」と助けを求める少女と二人、狂った島民の魔手から逃れようと駆ける警部さん。
少女の先導で抜け道を抜けた先は、なんということでしょう!
領主様始め島民らが待ち構え、すっかり包囲されているじゃないの!
↑やはり断崖が最高のロケーション!

「本当の生け贄はアンタだよ、警部さん」

そう、匿名の通報から島民の茶番まで、全ては警部さんを生け贄として呼び寄せるための罠だったのだ!(唐突なネタバレ)
だがなぜ、この島と縁もゆかりもない警部さんが生け贄に選ばれたのか。

「だってお前童貞じゃん」

「どどど童貞ちゃうわ!」

…遂に姿を現すウィッカーマン!
狂い咲きの笑顔で合唱する島民たち!
美女に剥かれる警部さん!

果たして、狂気の祭りが迎える結末とは!?





…ちょっと『ぽかぽかアイルー村』買って来る!

ノー、違う、そうじゃない。
だがそれくらい面白かったということだけ理解頂ければ幸いです。

さて、ヤベェ宗教を盲信するヤベェ村のヤベェ儀式に巻き込まれるという、『ミッドサマー』とヤベェくらい酷似していると噂の本作。
まだ『ミッドサマー』を見ていないので比較してどうこう言うことはできないが、なんせ公開が1973年(ブルース・リーの没年だ!)、今から50年以上昔の作品ということで、映像的に見劣りする部分も、もしかしたらあるのかも知れない。
だが安心して欲しい。
映像美のみで作品を判断しない評価基準はヴァンダムやラングレンが鍛えてくれた!

そうして見た時に本作は、カルト的根強い人気も納得の不朽の名作と評することもやぶさかではない。
ストーリーとしては、閉鎖的な村の異様な宗教観を、部外者である警部さん目線で深堀りしていくという比較的シンプルなもので、そこへ「少女の失踪」という要素が加わることでサスペンスチックに謎解き要素も含みながら物語が展開していくという構成になっている。

シンプルなストーリーラインに加え、上映時間も90分弱というタイトな中に、ぽかぽかアイルー島の不気味さや得体の知れなさをギュッと濃縮還元して詰め込んでおり、緊張感が途切れることなく楽しめる。

粗筋説明の通り、一応終盤でサスペンス的どんでん返し及び種明かしもあるのだが、その行動原理がイカれた宗教観の前提に立っているため、スッキリアハ体験よりも気持ち悪さが圧倒的に勝つのだった。
↑キマッてるね領主様!

なので、本作の魅力はとにもかくにも、全編にわたって余す所なく散りばめられた異様な光景の数々に集約されている。
警部さんが島に降り立ち、なんとなく不穏な雰囲気だけで演出していたのもほんの一時、夜のパブで下ネタソングが奏でられ始めた頃からイカれたムーブのつるべ打ちが始まる。

夜の帳の中の青姦乱行パーティー、パブの娘の全裸クネクネダンス、小学校での男根崇拝教育、全裸で焚き火を飛び越えて子宝祈願、のど飴の代わりにカエルを舐める、墓石に下ネタ全開の碑文を刻む…等々、数え上げたらキリがない。
↑なぜ脱ぐのか…。

↑そんな永眠は嫌だ!

他にも、何か意味はあるのだろうがさっぱり理解できない謎映像が定期的にカットインし、宗教色強めのエログロワールドを完成させている。
ウィレム・デフォーが血尿ならぬ血スペルマを出フォーする謎の映画、『アンチクライスト』を思い出したと言えば、なんとなく雰囲気を察して頂けるだろうか?(頂けねぇよ!)

↑おいやめろ!

また、島民たちは終始歌い踊っており、決して洗練されいるとは言えないながら妙に耳と脳裏に残るその歌と踊りで、見る者の理性を壊しにかかる。
同じくカルト映画の代表作とされる『ロッキー・ホラー・ショー』と通じるところがある。

↑だが下ネタソングだ!

お陰様で本作は、まるでミュージカルのような様相を呈しているわけだが、そんなぶっ飛んだミュージカルの世界に、主人公の警部さんが一人シラフで迷い込んだような居心地の悪さがあり、作品の雰囲気作りに大いに貢献している。

一方で、島の異常さを引き立てる役割の警部さんだが、「敬虔なクリスチャン」と言えば聞こえはいいものの、「この異教徒め!ペッ!」と頭ごなしに否定するなど、俺のような無神論者からすると狂信VS狂信のように見え、果たしてどちらが人として正しい姿なのかと遠い目になってしまうのだった。

やっぱ宗教なんてない方が世界は平和かも知れんな。

そしてクライマックスは何と言っても、童貞警部さんがウィッカーマンに放り込まれ燃やされるまでの一連の儀式だ。(ネタバレ重ねがけ)
ちなみに「ウィッカーマン」とは、古代ドルイドの儀式に用いられた人型の巨大なかごで、中に生け贄となる家畜や人間を入れて燃やしてたんだって!
実在したなんて凄いね!

燃え盛るウィッカーマンに、神への祈りを絶叫する警部さんの鬼気迫る演技、その光景を眺めながら狂い咲きの笑顔で大合唱する島民たちという狂気と絶望の渦巻くラストシーンは、映像的古さなどものともしない妙な迫力があった。
↑守りたい、この笑顔。

しかし見逃せないのは、ここに至るまでの「最高の生け贄(童貞)」に施される謎儀式だ。
予想外の戦闘力の低さであえなく捕らえられた童貞警部さんを、まずは金髪美女二人が裸にひん剥く。
そして、両サイドからその金髪でさわさわ~って。
↑「アフンッ(ピクンッ)」

さらに、「眠りなさい~」みたいなヒーリングソングを歌いながら乳首にカラシを塗る。
↑「あっ…(ピクンッ)」

↑「アーッ!(ビクッビクッ)」

いや、カラシなのか何なのか知らんけど。

そんなわけで、たっぷりのエロとちょっぴりのグロ、絶え間なく続く狂気のミュージカルで想像以上に楽しめた本作。
改めて、宗教観の違いという難しい問題を考えさせられなくもないが、とにかく性的なものを徹底的に排除しようとする昨今の風潮を鑑みる時、男根崇拝の教えの元に貞操観念だのモラルなどはド忘れして伸び伸びと暮らす彼らの姿は、ちょっぴり眩しく映るのだった。

俺は童貞じゃないから生け贄にもされないしね!

パブの娘「ヘイホー、エレクチオンしないチ○コが崇拝されるとでも?」


…この異教徒め!ペッ!