ニュースを観ていたら、興味深いトピックがありました。

秋葉原を活性化させようと、有志が「アキバを担ごう会」という団体を結成し、秋葉原を象徴するアイテムで飾った自作のお神輿を担いで練り歩こうという試みです。

実際は神様が入っていないので、「神輿」ではなく「MIKOSHI」にしているようですが、神田明神も協力しているみたいで、本気度が伝わってきます。

くだらないと眉をひそめる方もいらっしゃるかもしれませんが、このどんよりとして暗めな御時世に元気で明るい話題を出そうと、会の方々が工夫を凝らして頑張っているのをみて、久しぶりに清々しさを感じました。

私も6年前まで東京で暮らしていて、中古CDとPCの購入で秋葉原のリバティーとかラジオ会館にはちょくちょく行っていたので、こうした記事を見かけると何とも感慨深いものがあります。

たった今、生保の営業の方がお見えになって、証券分析をして帰っていったところです。


現在加入している保障内容を客観的に把握し、場合によっては契約変更してもいいかなというのが一番の目的でしたが、私もかつて損保会社に勤めていましたので、生保業界で使われている最新の営業手法を拝見したいと思い、彼の行動に注目していました。

見た目は若いながらもしっかりした印象だったのですが、トーク内容に関してマニュアル色や売り込み色が強すぎ、聴いているうちに欠伸が出るほど緊張感が緩んで飽きてしまいました。

開始から20分経ち、概論的説明が終わっていよいよ自社商品自慢が始まったところで説明をやめさせて、いろんな反対を言って反応をみましたが、まともに返すことが出来ず、結局自分から諦めて帰ってしまいました。


彼が今回目標にしなければならなかったのは、単なる証券分析ではなく商品自慢でもなく、私から現在の生活に関する不安とか不満、加入している保障がニーズに合ってるかなどを確認して、設計書に落とし込むための基礎データを引き出すことだったはずです。

こちらとしては、先方が生命保険会社からのアプローチという段階で既に「売りに来ている」ことは理解しているので、変に売り込み色をなくすこともないし、かといって必要以上に強調することもないのです。

要は、「自分の話をきちんと聴いてくれて、それに対するベストな提案が出て、検討してみてメリットがあれば契約しますよ」ということです。

もちろん、お客様の中には、商品色のない中立的な人生設計をお願いしたいケースもあると思いますので、それはそれでしっかりと有益な情報を提供すれば、その場で契約には至らなかったとしても、トーク内容の良さが評価されて紹介がもらえたり、何ヶ月後かして契約に至ったりすることがあるのではないでしょうか。

営業である以上、どうしても目の前の数字にこだわってプッシュしまくる気持は十分理解できます。

しかし、まずは相手の立場で考え、話を聞いて価値観の共有を図るのが先だと思います。


かく言う私も、そうした独りよがりの仕事をしていないか、日々チェックを怠りなくしているつもりですが、きちんと改善できているのかどうか、何とも気になるところです。
webサイト「プレジデントロイター」の記事に、自転車事故での損害賠償が、自動車事故と同じく億単位になる事例 が紹介されています。

被害者が死亡に至ったわけですから、事故を引き起こした乗り物の大小に関係なく裁かれるのは当然ですが、自転車の場合、乗っている人に交通機関を利用しているという自覚がないことが問題で、気付かないうちに道路交通法違反を犯している場合が多いなと記事を読んで思いました。法改正で厳罰化も進んでいるので、普段利用する方は責任を持って乗車するべきでしょう。

また、ベルを鳴らせば避けてくれるだろうと勝手に思い込んで、全く減速しない人をよく見かけますが、事故後に示談交渉したり被害者が裁判に勝ったりしたとしても、加害者に資力がなくて巨額の賠償金を払えず、結局やられ損になることもあるそうなので、歩道を暴走している自転車に出くわしたら、「凶器」が迫ってくると思って細心の注意を払う必要があります。

私も事務所近郊の移動には自転車を使うので、周りへの配慮を怠らないよう気をつけます。