子どものための教育学

 

実践編(☆:著者 T:教師 C:子ども P:親)

 

14 初めの一人と真似する愚か者

 

③   宿題をやらない子

C「先生、Dくんが宿題やっていません。ずるいです。」

T「あなたはやりたくないの。だったらやらなくてもいいことにしようか。」

C「私はやりたいです。」

T「それなら、頑張ってね。」

 

C「先生、DDくんが宿題やっていません。ずるいです。」

T「宿題やらない子はずるい子なの?」

C「だって、ぼくだって嫌でもやっているんだから、やらない子はずるいです。

T「じゃあ、あなたもやらなくてもいいことにしようよ。」

C「それはいやです」

T「でも、イヤイヤやっているんでしょう。だったらやらないことにすれば、DDくん

 のことをずるいって言わなくてもよくなるでしょう。あなたが怒れちゃうんだか

 ら、あなたもやらなければ、怒らなくてもすむよ。」

C「でもやらないと、勉強ができなくなります。」

T「じゃあ、あなたは頑張ればいいんじゃない。DDくんの宿題とあなたは、何も関係

 ないでしょう。なのにDDくんが宿題やっていないって怒っています。本当は関係な

 いことで怒れるのはもったいないことだと思うよ。」