7月から別居して、
都内で一人暮らしを始め、
仕事をすると言っていた夫。

「やっぱ大変そー。」
と言って、7月からは無職。
離婚に向けて分与した財産から、
「俺の生活費」と言って、
7万円を渡して来た。

仕事を探す気配も無い。
分けた財産があるから、
当分は大丈夫だろうと思っているのか。
そんなもの、
すぐに無くなるのに。

私が毎日忙しく、
お店の準備をしていると、
夫もあれこれ手伝うようになった。

暴力事件になるまでの2週間、
夫は甲斐甲斐しく店の手伝いを
してくれていた。
私の送迎に始まり、
皿洗い、帳簿付け、掃除。
カウンターにも立って
接客するようにもなった。
結構助かるので、
とても感謝していた。

でも、段々と、
私がオーナーママで中心になっていて、
夫が主役でない事に、
「キミ、アルバイト?」
と言われる事にプライドが傷付くのか、
不満を出してくるようになった。

周囲に、
「自分(夫)、店始めたんスよ〜」
なんて言い出して、
「え〜!スゴイね〜!」
なんて言われてニヤニヤしてるから、

私、またカチーン。
「始めたのは私だよね?
あなた、東京へ行くって言うから、
もう生活費入れないって言うから、
生活費稼ぐために、
この店始めたんだけど!私が!」

「私の店なんだけど!!」

夫は、常に主役で、
皆から賞賛されていないと
不機嫌になる。

今まではお金を稼いで来て、
生活費を入れてくれてたから、
感謝して立ててたけど。

モラハラ発言にも
耐えて来たけど。

もうその必要は無い。

このあたりから、
経済力を付け始めた私と、
無職になった夫の立場が
にわかに逆転して、
口論が絶えなくなった。

そのうち、
私は酔うと夫に暴言を吐いて、
逆モラハラ妻になってきた。

「今までの復讐だ」
とメラメラ湧き上がる怒りで
イッパイだった。

そんなに私が、
夫が鬱になる全ての原因だと言うなら、
本当にメチャクチャに
破壊してやろうかと思った。

夫は、まるで天敵に
追い詰められた小動物みたいだった。

哀れだった。

でも、抑圧してきた私の怒りは
止まらなかった。

そこで、
今回の暴力事件が起きてしまった。