こんにちは、高校生の時に
保育士のボランティアを一年間していて
途中までは本気で保育を目指していた
子供好きのかんじです☺️


本日は、『保育士おとーちゃんの叱らなくていい子育て』の感想を書いていこうと思います。


保育士おとーちゃんは、
具体的な子育てママの事例を
いくつか紹介していてとてもわかりやすいなーと思いました。

私が1番心に残った事例が1つありますので
ご紹介しますね。

《3歳女児の女の子》

3歳前半の女の子、父母と3人兄弟。

養育はほとんど母親に任されている。

この女の子は普段から情緒が安定しておらず、些細なことでもキーキーと大人に強い不信感を抱かせるような出し方で感情を爆発させる。

自由遊びの時間でも遊具に取り組んで遊ぶということはほとんどない。

だが他児が面白そうに遊んでいると
その遊具を欲しがる。

その遊具をもらっても自分のものに
したことで満足するのであって、
遊びはしないで
ため込んでいくだけになっている。

他児に〇〇をしろ」「〇〇をしてはだめ」と
いうような要求を突きつけ、

それに従わせることが
他者への関わりとなってしまっている。


また、仲間に入れてあげない、
「〇〇しないとお弁当一緒に食べてあげないよ」などの意地悪なこともするようになっている。  


この子の母親の関わりを見てみると、二歳になる前から字の読み書きや算数的な勉強をさせたりということがあった。

非常な過干渉で、子どもの自発的な行動のいちいちに「~~しなさい」「~~してはだめ」
「~~したら、△△してあげない」などの、

子どもを思い通りにしようとする関わりを普段からたくさんしていた。  


その頃から、公園で会う子どもなどに、モノを取ったり、押し倒したり、故意に砂をかけたりという行動を母親はひんぱんに見ていたが、それらはダメ出しをすることで対応。


しかし、それで改善するということはなかったので、最後には感情的にとても怖い顔で怒ってしまうというパターンになっていた。  


一方で子どもの感情の爆発に対しては過保護な対応になり、モノを与えることで解決してしまおうとしていた。


こんな感じの事例がある。


これは、子どもとどう向き合っていいかわからずに過保護になって しまったり、

子どもと適切に関係作りができずに「いいなり」になってしまっていたりする人の相談を受けている場合に多いことですが、


その相談者自身が自分の生い立ちに気づくということがしばしばあります。


 「そういった問題行動は、子どもが悪いとか、叱り方が足りないということではなく、

その根っこには、受容してもらう実感などの情緒的なものや、自分を信じてもらう、

認めてもらうといった肯定感が必要なのですよ」といった話をすると、しばらくたって「そういえば自分自身、この歳までずっと親との関係でもやもやしていたのですが、それの正体はこういうことだったんだなってわかりました」  


このようなことが少なくありません。

親が自分に対する自信の持てなさから、我が子に対しての距離感を測りあぐねたり、叱ることや甘えさせることひとつひとつに「これでいいのだろうか」とおっかなびっくりしたり、という子育ての実際の関わりにつながってしまっています。



大人が子供に対して教育するときは
まず己を知る事が大事だとこの本を読んで学びました。