彼に会うのは
1週間ぶりだか
2週間ぶりだったか
久しぶりだった

会っても泣かないように
とは思ってたけど
絶対泣くだろうなと思ってた

彼に会って
一目見て、すでに泣きそうになったけど、
彼は全然関係ない話をした
おばあちゃんの話だった気がする
笑い話だったけど
笑えなくて…

彼は
お前は頭がいいから
俺が話すことわかってるから
やりにくいな
と言った

褒められたんだか何なんだか
でも頭がいいって言われたことが、
ちょっと嬉しかった
ちょっとだけ

初キスした思い出の居酒屋さんで
いつも通り生ビールを頼んだ

なんでもない話をした
最近あったちょっと面白かった話みたいな話で
これから別れ話をする感じでもなく
私達らしく
明るく。

でも酔いたくなくて
ちょっとずつ飲んだ

彼に
今日はあまり飲まないの?
って言われて

泣くのをこらえて
でも半泣きの声で
今日は酔いたくないから
って言ったら
彼はハハって笑った

笑うとこじゃないけど
そういう時に
笑うとかも
わけわかんない所も
好きだった

本題に入ろうか
って言われたけど
聞きたくないって言った

聞いても聞かなくても
結論はわかってたけど

だから先に
手紙を書いたの
って言って
手紙を読んでもらった

彼は真剣に読んでくれて
1行読むごとに泣いてくれて
最後まで読めない
って言った

嬉しかった
あたしも泣いた

なかなか進まなかったけど
時間をかけて
涙を流しながら
最後まで読んでくれて
でも気持ちは変わらないからと言った

わかってた

2年も付き合ってきて
同棲もして
毎日話して
彼が簡単に気持ちを変えることはないし、
人の意見に左右されない性格だって
わかってた

本も渡した
いらないというかお前が持っててと言われたけど
悲しくなるだけだし
お願いして
受けとってもらった

涙が止まらないあたしの
手を強く握って
頑張れ
大丈夫
って何度も言ってくれた

そんなの嬉しくなかった
だったら
一緒にいたかった
支えて欲しかった
あたしも支えたかった
2人で
これからも一緒にいたかった
大事な話がある

初めてキスした思い出の居酒屋さんで
2人で話した

もうわかってた
でもなんとか考え直してほしくて
あたしにできることはしようと思って

手紙を書いた
泣いてうまく話せないかもしれないし、後悔しないように。

思いっきりオシャレもして、
会社に仕事があって、ちょっと寄ったら
あれ?かわいいね、デート?♪
って言われたけど
本当のことは言えなかった
早めに行って思い出に写真を撮ったり、
もう来ることはないかもしれない
毎週来てたのに
と思いつつ
フラフラして、

本屋さんに行ったら
人を好きになることがどんなに素敵なことか、
2人で過ごし絆を深めて行くことがどんなに大切なことか、
そんな本があって
思わず買ってしまった

彼に読んでほしくて

考え直してほしくて

最後の悪あがき…

でもちょっとの可能性も捨てたくなくて

手紙書いたり
本を渡したり
重かったかな
別れた後は、
途方にくれて
近くの川に行ってボーっとした

二人でお花見したり
花火を見た
思い出いっぱいの川で

いろんなことを振り返って、
まっすぐ家に帰る気がしなくて
辛かった

これからどうしたらいいのか
ちゃんと生きていけるか
仕事にも行けるか

でも戻れるような気がしてた

でもやっぱりすごくすごく悲しくて

長い間
川にたたずんで
川の流れや空を見てた

今も携帯の待受は
2人で見上げた青空

のどかな公園でデートして
あたしがそこらへんの
小さい女のコに話しかけたりして
のんびり過ごした
素敵な日

キレイな青空だった