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Candy keysのブログ

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受験とは、平和な時代に生まれ育った私たちに訪れる初めての闘いというヤツなのかもしれない。

この試合には、どうしても勝たなければなるまい。

それは同時に「個人のいち責任」という学びも付いてくる訳だ。

冒頭でも述べたように、私は箱の中で、同じ姿勢、同じ眼、同じ時間を共有するというのは苦手だったため、最初から塾に教えを仰ぐことを選択しなかった。

では、何をしたのか。

むろん独学だけでは限界がある。
そこで、あろうことか学校の「職員室」に入り浸ったのである。
毎日欠かさず、朝に夕にと職員室のドアをノックした。
あまりに毎日、訪れるものだから、最初はごく少数の先生にしか理解されなかった。
ところが半年も続けるうちに、不思議なことが起きたのだ。

それは誰もが、私の「職員室への訪問」を毎日、待っていてくれるようになったのである。
寒い日には、お茶を煎れてくれた。そこにいる誰もが笑顔だった。
周りの生徒たちは陰口どころか、まるで見守るかのように、ずっと変わらずに接してくれたのである。
だから私は、数学も英語も科学も。
この学舎で教わり、「真に真剣に生きれば小さくも大きくも自らの世界を変えていける」。
そういう生きるに大切な気付きも、この学舎で教わったのだ。
そうして、何の恩返しにもならないが、最終学年では生徒会長を引き受けながら創立後、過去最多の成績優秀者の位を獲得し貢献させて貰ったのである。

そして他でもない。
私自身の努力もまた報われる日がやってくる。

ポストに合格通知が届いた日。
初めての勝利に初めての栄光というのは、くすぐったくもあり、最高のご褒美だった。

そしてピアノにも、沢山のアリガトウを伝えた。
置いていくことに一抹の寂しさは消せなかったけれど、上京する前夜。
私は彼女にアンチェインドメロディを捧げ、住み慣れたこの町を巣立ったのである。

緑色の優しい春の匂い。

そうして、いよいよ。
私の東京生活が始まったのだ。

ここからが本当の「私の人生」がスタートするのである。