どんなに優しい善良な人でも、こちらが 話していても、なんだか空しい感じがすることがあります。

私の言葉、言いたいことは本当に伝わっているのか、と。

そういう場合、違和感を感じるということは やっぱり伝わっていないケースがほとんどです。

 

沢山の経験を積んだ人は、多くを語らないのは やはり相手に通じないことも多いことが分かっているからだとも思います。

 

今、私は55歳ですが、この年齢になると 本当に経験値に差が出てきます。

 

特に若い頃から、良い子だった人ほど 周囲の期待に応えて、自分の本音がどこかへ行ってしまい、

既成のレールを辿り、凡庸な人生になってしまったという人もいらっしゃるとも思います。

 

あまり 冒険せず、挑戦せず、自分らしさの追求や本質への探究をすることがなかった人生の人もいれば、

どこかで 疑問を持ってしまって、自分らしさやこの世の本質への探究に人生の中心を持っていってしまった人たちもいて、

これら後者の少数派は、かなり過酷な人生にもなりますね。

ですが、それによって学びも多く、結果 素晴らしい豊かさを得ることも多いのです。

 

ですから、挑戦をし続ける人生になってしまった人は、当然孤独な道を進むことになります。

だからといって、そこで 落ち込まないで欲しいのです。

孤独は、才能です。

 

そういう自分に誇りを持ってください。

 

ここで 私が一体何を言いたいかと言いますと、この世は経験がやはりモノを言うということです。

 

自分で表現活動をしたり、事業を起こしたり、そんな人生を選んだ人は、

組織や家族に追随する道を選んだ人よりもやはり学びが多い。

冒険や挑戦をしたら、必ず 批判と賞賛がセットでやってきますし、

挑戦した人は挑戦しなかった人に比べて、失敗のリスクもあります。

当然、勇気や覚悟も必要になってきます。

生きる覚悟ですね。

 

ですから、人生の浮き沈みを多く経験した人の言葉には重みがありますし、

多くを経験し、乗り越えた人の人生と あまりそういう経験がない人の人生では、

やはり 成長の度合いが大きく変わるのは必然ですね。

 

時代はどんどん加速し、自分らしさの追求は今後どんどん 多くの人が感じる課題です。

長年勤めた会社を辞めた、結婚生活に終止符を打った、大病をした、どんなきっかけで 

自分の人生に本当に向き合うことになるか、それは 人それぞれです。

大抵は 一見 マイナスな出来事である場合が多いです。

 

ですが、四面楚歌 もう進む方向がない、八方ふさがり、そんなときほど チャンスです。

何故なら 上は空いている。

もう今のステージを脱出して、上に向かっていきなさいという合図です。

成長の時なのです。

 

こんな経験が多いほど、人は人として大成していくのです。

 

だから、ずっと平穏な人生とは、傍からみたらなんだか羨ましい気もしますが、

実は学びは少なく、そうなると 本当の幸せがわからないまま そのほうが虚しい人生になっていく。

 

だから、挑戦、失敗を恐れないで欲しいのです。

 

歳は関係ありません。

どんどん 挑戦して、本当に豊かな人生を皆で歩んでいきましょう。

 

やっぱり、最後は経験値なのです。