坂道のアポロン
WOWOWがおまかせが録画していたのでそれくらいの興味はある感じで観始めました。
舞台が60年位前の日本
青春物のさわやかなムードになりそうなところに外国人との間に生まれた千太郎(中川大志さん)の孤独感や学生運動に入り込んでいく大学生(ディーンフジオカさん)、ジャズが時代を感じさせるポイントになっていました。
そのどれにも深く踏み込んでないお陰でアクセントにはなるけど重くならずに観れました。
学生運動の時代を学生として生きた人達と話す機会も増えると、不思議なものでそれほど遠い時代の話じゃないと思えるようになりました。
私が会った学生運動経験者もとても紳士的なオジサマだったので、この映画で学生運動をしていた大学生が10年経つと、普通に家庭的な紳士になっていたことが、なんとなく腑に落ちました。
全員がそうというわけではないのでしょうけど…。
そしてジャズが素敵でした
ジャズはその場で出来上がっていく音楽ということが感じられて、それが薫(知念侑李さん)の心が解けていくのとシンクロしていい感じ。
あ、薫くん…奥手と思わせといて人の恋愛に敏感なのね