Baker Act

初めて聞いた時は、パン屋か?と思ったが…
もちろん、違う。

日本における、通称? 精神保護法のようなもの。
自傷他害の恐れのある人を保護するため、強制入院を定めたものです。

アメリカでは、医師のみならず、警察が患者をBakerActすることができる。

例えば…

友人や家族に、「もう、死んでやる~!」と、銃をもった写真などを送る。驚いた友人や家族が、警察に通報。警察により、BakerActされ、ERへ。

認知症のおばあちゃん。外へフラフラ、出て行く。家へ帰ろうとしない。自傷の危険ということで、警察にBakerActとして、ERへ連れられてくる。

ってな感じです。

日本でも、もちろん、自殺未遂の患者、または、自殺の患者は、運ばれて来ます。

日本で多かったのは、薬物多飲、リストカット、飛び降りではないでしょうか?

こっちでは、場所柄があると思いますが、リストカットと飛び降りは、あまり、見ません。薬物多飲、銃傷でしょうか?

そして、もう一つ、日本と違うなーと思ったのが、自分から、

「死にたい衝動があるので、来ました。」

と、ERに来る患者、非常に多いです。

日本のERでは、正直、見かけませんでした。
そして、日本では、こういう患者に対する体制が、全くと言っていいほど、整っていない。
夜間は、特に…。 転送先に苦労することもしばしば。
リストカットで来院し、自傷の恐れがあるとされても、家族がいる場合などは、家に帰すことも多かった。

正直、日本で仕事していた時、家に帰した患者が、その数時間後、CPAで運ばれてきた…何てこともありました。悲しいことです。



さて、アメリカでは…というと…

うちの病院では、Psych Unit のERと病棟があります。
BakerAct とされた患者は、全ての所持品はセキュリティ預けとなり、病院一枚に着替えてもらいます。
一通りの採血などの検査をし、身体に医療的問題がないことを確認。精神的にも、ある程度落ち着いている患者だけが、Psych Unitへ移動できます。もちろん、IVなども全て取ります。
その後、精神科医からの診断を受けることになります。

BakerActだけど、身体的、医療的問題点が見られた患者は、どうなるかと言うと、一般病棟や病状によりICUへの入院となります。薬物多飲などで、治療が必要な場合などです。

この場合、Sitterという人が、1:1で付くことになります。監視役ですね。

BakerActの患者。基本的に、自主退院することは、できません。精神科医からの診断が、必要になります。

これが、問題になることも、しばしば。まぁ、その話はまた、次回。



全然、今回のテーマと関係ないが…
職場で、掃除のあとに、よく見かける、

"滑る、注意!"  の看板。
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誰? この、日本語訳、つけたの⁇
違和感を感じるのは、私だけ?