奥の奥から引っ張り出してきたノート

無造作に書かれた
あなたのこと


少しずつ忘れてたけど
きっとその時は
好きで好きで
もう大変だったこと




ごちそう並んだテーブルの上


何も欲しくないなぁ…

心痛い…




気がつけば時はたち
朝を何度も迎え

いつも変わらない空に苛立った日もある



そんな過ぎてく日々を背負って

泣くことを知って大きくなる



奥の奥から引っ張り出してきたノート


無造作に書かれた
「忘れないで…」









ページ開いたら
あの頃の街、時間、横顔…
全てよみがえった


かじかんでしまった夢の続きを今もう一度暖め直します




あなたの願いが叶いますように…


あたしの願いが届きますように…




嫌い

嫌い

嫌い



と言い聞かせるかのように書きなぐると
心がちいさく欠けていった



そんな過ぎてく日々はさよなら



明日をおりこうに待ってみよう





奥の奥から引っ張り出してきたノート



無造作に書かれた
「忘れないで…」