新しい気持ちを見つけた。

あなたには嘘をつけない。

恋をすると
声を聞くだけで幸せなのね。


真夜中に始まる電話
足の指少し冷たい

何も知らず
嬉しくてただ鼻をすすってた


右から秒針の音
左には低い声

あたしのこの心臓は
鳴り止まぬ
いい加減にうるさいなぁ…。




ひとつだけ思ったのは

あたしの事少しだけでも
好きだって
愛しいなって
思ってくれたかな?


小さくもろい優しさが
耳を通り包み込む

それだけで体全部が
いっぱいだったのに…。






「いつ逢える?」

待ち遠しくて
まぶた閉じ口を開く

あたしだけを
その瞳に映してほしくて。






本当は受話器の隣
深い寝息をたててる
バニラの匂いがする
Tinyな女の子がいたなんて…



言ってくれなかったのは
あたしの事少しだけでも
好きだって
愛しいなって
思ってくれたから?



嘘をついてしまったのは
精一杯の抵抗

あなたを忘れる準備を
しなくちゃいけないから…。




ひとつだけ思ったのは

あたしの事少しだけでも
好きだって
愛しいなって
思ってくれたかな…?