これは1985年、昭和60年の32巻からです。
話そのものに、超名作といったオーラはありません。
しかし、登場人物にうなってしまうはずです。
ドラえもんとのび太は自宅の屋根に登り、たくさん作った紙飛行機を、「どの飛行機が、いちばん遠くまで飛ぶか。」で競争しながら遊んでいます。
まぁもっともなお言葉ですが、なにがすごいかって、街を先生がうろうろしていることです。
先生もこの街に住んでいるのかも知れません。それか家庭訪問の途中なのでしょうか。
そして「叱る大人」に先生を持ってきているところが、なかなか藤子大先生らしい演出![]()
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これを見ると、上にある学校から、下にある駅までの途中に、のび太の家(右の光っている家)は通りません。どう考えても遠回りです。
この話に限らず、街をうろつく子どもたちは、頻繁に先生に出会います。
よっぽど児童が心配で仕方ないのでしょうか....。
話は戻って、部屋で紙飛行機を飛ばしてもおもしろくないので、早速秘密道具です。
「なんでも空港。」
パタパタと折りたたみ式の道具です。
「空を飛ぶものなら、なんでもおりてくる空港だよ。」
のび太が紙飛行機を、空港と逆方向へ投げますが、滑走路を通り着陸します。
しかし最初は飛距離を競うはずだったのに、なぜか全てが仲良く着陸する空港に、大満足のご様子。
「みんな仲良く」的な発想だとすれば、運動会の徒競走で順位を付けない、現代の先取りなのでしょうかw
なにごとも先取りしてしまう大先生。
すると静香ちゃん登場、「またカナリヤが逃げたの。」
そうです、源家のカナリヤはよく逃げるんです。でもいつも絶対帰ってきます。そしてまた逃げます。
意外と管理がズサンな静香ちゃん。
そして、なんでも空港で捕まえてあげる二人。
こんなに平和に話がすすむなんて出来すぎてます。
きましたきました
スネ夫のラジコンです。
なんて王道すぎる展開なんでしょうか。ある意味名作です。
しかもスネ夫とジャイアンだけでラジコンってとこが完璧ですね![]()
これでいつもの5人がそろいました。
そりゃぁ、こんだけ王道な展開なら、彼らは空港を奪ってゆきます。当然です。
そして昆虫採集を始めようとします。
おぉぉぉ![]()
Qちゃんっ![]()
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「オバケなんかに用はないんだ。」
ひどすぎる....、Q太郎様に向かって、なんて暴言....
「日本の空には、へんなのが飛んでるんだなあ。」
暴言はそろそろ終わりにしないとタタリが怖いですよ![]()
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だってだって、
先頭には怪物くん。そしてウメ星デンカ。エスパー魔美こと、佐倉魔美まで降りてきます。
豪華すぎる一コマ![]()
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そしてこの一コマに登場する5人全てが、迷惑そうな顔。
なんて贅沢な....。
デンカだって、ジャイアンに会えたら嬉しいでしょ
いや、明らかに嬉しくない顔。
みんなそれぞれの価値をわかってないんです。
それよりも重大なことがあります。
練馬区には、Qちゃんの居候する正ちゃん家や、佐倉家や、デンカの居候する中村家なんかも、近所にあるのではないかと。
これは、練馬区に行くしかありませんね
(笑)
ちなみに話はそれますが、せっかくエスパー魔美が出てきたので、逆出演を一コマ。
これは衝撃的です。エスパー魔美(3巻)に出てきます。
スネ夫が噂を広める係、のび太と静香とドラえもんが聴衆係。
やっぱり同じ月見台に住んでいるとしか思えません。
みんな近所だったんです。
そろそろ話を戻して、空港を悪用しようとしたジャイアンとスネ夫には、災難がふりかかっておしまいになります。
さっきドラえもんが言ってました、「空を飛ぶものなら、なんでもおりてくる」と。
これは危険すぎます。
こんなものをあっちこっちで広げられたらと思うと、ゾッとします。
しかもジャンボを前にして、空港をたためなんて叫んでも、聞こえるはずもありません。
結局はたためたから月見台が存続しているわけですが。
ちなみに1985年、この32巻が出たすぐ後、日航機の事故がありました。
誰のせいでもありませんが、ラストシーンを見ると、ふと思い出してしまいます。
これは先取りというよりも予言だったのか。












