ジャイアンの名言です。「おお!心の友よ!」って具合に使います。


今回は、昭和51年、1976年の11巻「ジャイアンの心の友」から。


いきなりのび太の爆弾発言から始まります。
 「ばくだんをくれ!」爆弾
この後「ジャイアンにぶっつけてぼくも死ぬ。」ドンッ

なんて過激な発言。。。昭和20年じゃないんですから、ぶっそうなこと言うのはやめましょうよ、のび太さん....。

ドラえもんもさすがに「まあまあ、おちついて。」

当然のセリフです。

「しかえししても、またしかえしされるからきりがない。」

その通りですね。ドラえもんは、すでにジャイアンの怖さを熟知しているかのように見えます。

しかしジャイアンをとりまく環境までは熟知できていないのが、この話です。


現代の若者に教えてやりたい名言です。

そこで、ドラえもんのコトバを疑いつつも、剛田家を訪ねます。

「ジャイアンくん。」
この一言に尽きますね、怖さを現している最高のコトバだと思います。

そしてこの表情。無理してつくった笑顔で、怖さたっぷり感がたまりません。

持って行ったのは、ジャイアンを歌手にしてしまおうという道具です。

 

実はこの道具、名前が出てきません。もしかしてドラえもんご自慢の秘密道具では無いんでしょうか。いや、すぐにパッとレコードが出てくるような機械は、やはり未来の道具です。この道具の名前を知っている方がいらっしゃったら、是非教えてください。

 さっそく録音開始音譜

そして、すぐにレコード完成。

「ノビタレコード 乙女の愛の夢 剛田武」

名盤になること間違いなしですビックリマークなんたってノビタレコードですから!!

そして乙女の愛の夢。ジャイアンは、何かひっかかることがたまにあります。

なぜに男気勝るジャイアンが、乙女心を?

そしてジャケットもなんで女の子スタイル?

ジャイアンはたまに、こんなことがあります。

酒を呑むと女の子口調になりますビール

そしておままごとが趣味だったりしますショック!

なんだかとっても怪しいジャイアン。しかし怖さは、好評継続中ですドクロ

 これが問題のジャケ写。

ジャイアンからの固い握手!!

「今からおまえは、おれの親友だ!心の友だ!」
 名場面宝石緑

「剛田くん!」

今までは親友じゃなかったんですか?散々一緒に遊んで、冒険までしたというのに....。しかしのび太はそんなこと構いません。ジャイアンに殴られずに、剛田家を抜け出せることだけで十分です。

さっきは「ジャイアンくん。」だったにも関わらず、なぜか「剛田くん。」に変わってしまいました。ホッとして気が抜けたことがバレバレです。

 
いざ、「乙女の愛の夢」発売!!CD

しかし月見台の少年少女たちは、噂がひろまるのがとっても早い。

あっという間にみんなが発売を知っています。

 

「とうぶん近よらないほうがいい。」「気をつけよう。」

「やいこらっ。」

あぁ、ジャイアンにみつかってしまいました。これでみんな、レコード買い決定です。

強制的に買わせているにも関わらず、この発言....。ガキ大将っておそろしい。

そして頭が平和な男だった....。

買えば街に平和が戻るわけではありません。

「よっ、レコードきいたか。」とジャイアン。

「きいたとも!」とスネ夫。

「じゃあ、はじめのとこちょっとうたってみろ。」

!?



結局スネ夫はこのアリサマです。

買ったって聴かなくては、ジャイアンのターゲットからは外れないのです。

おそろしき「子ども版縦社会。」

これは、藤子大先生のメッセージでもあると思います。

「ウソをつくときは、後先考えてからじゃないと危ないんだよ。」と。

「だからウソなんかついちゃいけないよ。」

「清く正しく、正々堂々と生きてゆこう。」と。

書いてて耳が痛いのは自分自身ですが、おいといて。

こんな教訓を、笑いの場面でさりげなく教え込む、素晴らしいマンガです。


「ホゲー ホゲー」

捕鯨~。いえ、ホゲーです。ジャイアンの声は、 「ホゲー」「ボエー」です。歌詞の書いてあるコマ以外では、あとは「ボゲー」「オーオー」なんてのもありますが、だいたいが先の2つに統一されています。

人間を倒す威力、そして壁をヒビわれさせ、イヌやネコまでもが被害にあう、まさに凶声。

一回でイイから聴いてみたいものです。



レコードが「ばくはつ的うれゆき」になったのは、のび太の陰があります。

当然のごとく、街のみんなから村八分にされ、ボコボコに。

結局、ドラえもんに、 「ばくだんを二十こ出してくれえ。」

というオチになってしまいました。

ドラえもんも、逆に親切にしようという発想まではよかったのですが....。

まだまだ、完璧な子守り用ロボットになるには遠いようです。