中学3年生の入塾時、数学の点数が20点台だった生徒がいました。試験の解答用紙を見る限りは、努力のあとがとても感じられました。自分なりに努力しようとしていたようですが、ポイントが少しずつズレているだけ。すぐ、伸びると確信しました。そのことを生徒にも、そのまま伝えました。


 次の定期試験では、いきなりの80点台。塾に来るなり、学校の先生から、お前、何したんだ?と聞かれましたと、笑いながら伝えてくれました。もちろん、他の科目もそれに伴って、自然と伸びていきました。卒業後、他の地域に引っ越していったのですが、年賀状で、学年1位になりました、関西私立の某難関大学に推薦で合格出来ました等の報告をしてくれていました。


 今年の春には、第一志望の会社にも就職も決まったようで、その報告もしてくれました。社会人になってからが、本当のチャレンジになりますが、彼女の素直さや直向きささえあれば、きっと乗り越えていくことが出来ると思います。