題して『モモのカンヅメ』ぷぷぷ



去年の夏のことだったよねー


7月だからもはや暑い日々で

深夜だからって

飛行機だからって

何も考えず乗ったよねー

7月のソウル入りって初めてだった


いつものようにいつものごとし

何も変わらず定刻で羽田発

いつものように機内で過ごし

いつものように2時間程で着陸態勢アナウンス

いつものように順調だった、すべてが、

いつも通りの4時半着陸を目指して


しかし、次に訪れるはずの状況にならない

というか、実際は気にもしてなかったけど、

だって当たり前に着陸を待ってるだけだった、


機長のアナウンスが入った、

『仁川空港上空で着陸を試みてますが難しい』

え、そうだったんだ、

どうするのかな、、


しばらくして、

『状況が良くなったので試みてみます!』

おおう〜〜〜

よろしく機長!


またしばらく何ともない状態が、

長いなあ、、、


だいぶ経った頃、

三度の機長アナウンス

『着陸できませんでしたので関西空港に向かっております』


事後報告かい!!!


笑い事じゃねえ、


てか、関空?!?!



機内はザワッともしないのね、、

私はこんなこと初めてだよ

皆さんは慣れているのかな、まさか、

こんなことはよくあること???


席は真ん中だし、

隣席のオッサン気持ち悪かったし、

一刻も早く降りたかったのになー、、



関空に着いたようだ

時刻は6時

すっかり朝、

窓の外にはピーチがズラリ


そうか、ピーチのホームだから、

羽田に戻るわけではなく

関空に戻るのね、、わからんけど、


またの機長のアナウンス

『わたくし、勤務時間を超過いたしますので
これで降ろさせていただきます
なおCAはこのまま残ります』


機長おおおおおおおおおおおおおおおおおお


機体に燃料と水だけ補給してまた飛ぶらしい

機体のドアが開いたことはわかった

大阪の空気が入ってきた気もした


しかし乗客は全く動かしてもらえない

そしてみんな微動だにしない、、なんなんだ

本当にみんなおとなしくしてるんですね

韓国人も何も言わないんだね、、

文句言う人いてもおかしくないと思ったのに

本当に冷静な乗客達だった

関空を飛び立ったのはそれから1時間半後


ひとつ問題だったのは、

羽田を飛び立ってからずっと

それはそれは驚異の冷房で、

シャツ1枚に

足首出たデニムで

わしの身体は完全冷え切ってた

恐ろしい、、、


さすがにその後は仁川空港に

何事もなかったかのように順調に着陸

時刻は8時半

羽田を飛び立って6時間以上が経過していた

6時間ずっと冷蔵庫にカンヅメになってた乗客

みんなおつかれさま、、、


自然が相手では仕方ない、

しかし仁川空港は状態が悪いことが多い、

霧が発生しやすいんだよね、

いやミセモンジか?


その前の、冬も終わる頃3月

やはり到着が遅れたことがあった

その時は羽田で既に離陸を見合わせたから

ミール券も出たし、

韓国友達の帰国に合わせてたから1人じゃなかったし、

却ってラッキー、くらいだった


イチかバチかなら、

いっそ飛ばないでくれた方がいい

飛んでしまって降りれない、

ましてや引き返すなんてサイアクだ


仕方ないけどね、、、



さておき、実はこんなことは序の口で、

着いてから増してやの悲劇が起こったのだった

話すもおぞましい、、、

3泊4日が3泊2日になっちゃった事件、、、

心の傷が癒えたら話します、、、


窓の外にはピーチピーチピーチピーチピーチ

ホーム帰ってきたぞおおおおお
→ピーチ心の声