首のしこりと僕 側頸嚢胞〜癌 目指せサバイバー -3ページ目

首のしこりと僕 側頸嚢胞〜癌 目指せサバイバー

47歳美容師 
40の時に突然の癌宣告 
ウィルス性中咽頭がん
5年後、鎖骨リンパ節転移
手術、抗がん剤、放射線

2022/3 胆のう摘出

みなさんお久し(半年)ぶりです。


便りが無いのは元気な証拠。

おかげさまで、中咽頭ガン再発手術化学療法から2年が経過いたしました。


中咽頭がんの方は、相変わらず耳鳴りには悩まされておりますが、無事に異常なく過ごしております。


今回は、

先日行って来た<腹腔鏡下胆のう摘出手術>について書きたいと思います。

(これについては、書いている方が多いので簡単にまとめます。)


<症状>

2〜3年?もっと前から?

しょっちゅうミゾオチ周辺が痛くなる。

胃痛だと思って胃薬でやり過ごしていましたが、、、

ちょっと食べ過ぎたかな〜と思った夜に、なんとも言えない痛みに悶える事が多くなりました。

この痛みは独特で、伸びても縮んでも痛く、収まらず長く続きます。耐えられないほどじゃないのも特徴でした。

しかし、数時間経つと何事も無かったように治まります。


これを数回繰り返して、消化器内科で診てもらうことにしました。


<診察>

定期的、半年に一度の超音波検査とCTの結果、石が少し大きくなって来ている事、痛みがある事で胆のう摘出の手術を勧められました。


<決断>

がんに比べれば、大人の男女で胆石を持っている、胆のうを取っている方は沢山いらっしゃいます。

色々とお話しを聞いていると、胆石が胆道に詰まって胆嚢炎を起こすと、激痛で救急車に。場合によっては命にも関わるそう。

「あれを経験するなら今のうちに取っちゃった方が良いと思うよ〜」とのことでした。


これであのミゾオチ痛から解放されるなら、、、そう思い、手術をお願いしたのでした、、、




無事ピットイン。

入院に慣れている自分が嫌です。


あー全身麻酔怖いよ〜


それでは、次回詳しくレポートします。


本日、術後1年3ヶ月の定期検診でした。

結果は無事異常なし。


ご心配をおかけしております皆様、ありがとうございます。



さて今回は、僕に起こっている抗がん剤(シスプラチン)と放射線による副作用について掘り下げたいと思います。


・シスプラチンによる難聴


主に気になるのは耳鳴りなのですが、一般的なキーンとなる耳鳴りが一瞬鳴るのとは違い、真夏にセミが鳴いているようなジーーーーーっていう音が、ずっと鳴っている状態です。


耳鳴りについて調べると、これは耳が鳴っているのではなくて頭が鳴っている。いわゆる幻聴だそうです。現代の医学でも消し去る方法は無いそう。

ちなみに聴力を調べると、


↑このような状態です。左耳が70〜74歳。

*右耳の上のラインは書き間違いです。


試しに右耳に耳栓をしてエアコンを入れてみた所、ピピッの音が全く聞こえませんでした。

これにはビックリ。普段普通に聞こえてると思っていましたが、右耳でカバーしていたんですね。


この難聴が耳鳴りの原因らしいです。

とりあえず親父の形見の補聴器を僕の耳に合わせて調整してもらい使ってみることにしました。


耳鳴りは、強く気になる日とそうでもない日があるのですが、そのトリガーポイントがわかりません。

気にならない日が続くように色々試しています。


漢方、西洋薬、鍼、整体、あまり効果ありませんでした。。。




・放射線治療による歯の知覚過敏


以前にインプラントに出来なかったお話もしましたが、そちらは無事ブリッジが入りました。

初のブリッジでしたが、快適に使えております。


問題は他の歯。

とにかく沁みるようになってしまいました。

元来歯はあまり強くないので、フロスや歯間ブラシなどでケアはしているつもりですが、歯ブラシの先が当たっただけでも痛い。

歯医者さんでのPMTCも痛くて拷問の時間に。


僕の考えでは、放射線治療で唾液が減ってしまったことで再石灰化がされづらくなってしまったのではないかと思います。

唾液は口腔内の汚れを綺麗にしたり歯や粘膜を守る作用があります。

治療の副作用で唾液が出にくいので、口内環境が悪化しているのではないでしょうか?


歯も削れて来てしまっているので、マウスピースとフッ素の洗口液、柔らかい歯ブラシとフッ素の歯磨き粉でケアすることに。

あー唾液って大切ですね。


・まとめ

今回は1年3ヶ月現在の後遺症を書きましたが、

・壊れた耳の細胞は元に戻らない。

・唾液は2年ほどかかりながらゆっくり元に戻っていく。

そうなので、やはり付き合っていくしかなさそうですね。

耳鳴りの革命的な治療が見つかりますように。


このブログが中咽頭がんを治療された方の参考になれば幸いです。


それではまたお会いしましょう。



みなさんこんばんは

すっかりご無沙汰してしまいました。


便りが無いのは<元気な印>ということで、体調はすこぶる元気でございます。




手術の痕は、このような感じです。

硬さは無くなりましたが、ツッパリ感はありますね。首を動かすと引っ張られます。

皮膚自体は麻痺しています。



そして気がついたのですが、点滴でコブのように硬くなっていた血管が治っていました。

かなりカチカチでしたもんね。

今現在、硬くなっている方も希望を持って良いと思います。



放射線の後遺症について


唾液・・・7割くらいでしょうか。食べる時には水分が必要です。しかし慣れましたね。


味覚・・・9割回復。甘いモノだけが少し鈍い時があります。例えばチョコモナカアイスだと、2列目までは甘いが残り2列は甘くないみたいな感じです。

全く困らない程度です。


皮膚・・・やや黒ずんでいますが、特に問題ありません。


抗がん剤(シスプラチン)の後遺症


指先の痺れ・・・なくなりました。


脱毛・・・普通の男性型脱毛症に戻りました(トホホ)


聴覚・・・これが問題で、耳鳴りが酷くなりました。耳鼻科で検査したところ、高音域がダメですが通常の音域は聞こえてるので補聴器などは必要ないとのことと、薬による聴力障害は治らないとのこと。

耳鳴りが酷い時とそうでもない時があるので試行錯誤しております。

ひどい時は、一日中頭の中でセミが鳴いているようです。



再発の可能性

1年2ヶ月のCTで再発転移の所見無しということで、ウィルス性の咽頭癌としてはかなり再発の可能性が下がったそうで、安心して経過をみていけるそうです。

まぁ前回は5年で再発でしたから、、、、



コロナワクチンについて

やっと1回目が打てました。区では予約が取れないんですもん。

胆石を診てもらっている病院で予約が取れました。

ファイザーですが、腕が押すと痛む以外はなんともありませんでした。




総括

同時期に治療をしたお友達の中には、いまだに味覚が戻らず苦しんでいる人もいます。


どんな副作用を引くかは運次第なのですかね、、、


1年前に再発がわかった時は、とてもとても落ち込みました。

でも今こうして普通に暮らしています。

僕は運が良かった。



今、コロナの後遺症で苦しんでいる方が沢山います。

脱毛、味覚異常、耳鳴り、精子の減少、手足の痺れ、、、


なんだか抗がん剤の副作用に似てますよね。


コロナの後遺症を治す薬が出来たら、もしかしたら抗がん剤の副作用も治るのではないか。


そんな儚い夢をみて、今回のブログを終わりたいと思います。


ありがとうございました😊



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