首のしこりと僕 側頸嚢胞〜癌 目指せサバイバー -2ページ目

首のしこりと僕 側頸嚢胞〜癌 目指せサバイバー

47歳美容師 
40の時に突然の癌宣告 
ウィルス性中咽頭がん
5年後、鎖骨リンパ節転移
手術、抗がん剤、放射線

2022/3 胆のう摘出

前回 手術〜朝までのブログ↓

https://ameblo.jp/cancers123/entry-12731623533.html


先生からのお話


・想定より時間がかかった理由

以前に開けた<胃ろう>が,酷く胃壁に癒着していて、剥がす時に膿が溢れて来た。

洗浄ー剥離ー縫合でかなり時間がかかったので、身体にもダメージがあると思う。



・出て来た石は1つ(上の画像)


・がん疑いのポリープ

胆のうの内側に平たいポリープが1つ。

ガンでも大丈夫なように触らないように処理したので、生検でガンだったとしても追加の処理は要らない。


とのことでした。



正直ガクッと落ち込みました。


取ったら終わりだと思っていた今回の手術。

またガンという言葉が出て来たんです。


僕「ガンだったとしてステージはどれくらいですか?」

先生「うーん 1なりかけかな?」


僕「首からの転移ですか?」


先生「それは無いね〜」


僕「続きはまたガン専門病院ですか?」


先生「取ってしまえば終わりのタイプだから追加治療は要らないように処置しておきました」


僕「わかりました、、、」


不安だらけですが、一旦飲み込みました。。。。



・その後の経過

1日目 少し歩き (痛み止め使用)

2日目 ちょっと歩き(痛み止め使用)

3日目 だいぶ歩き

4日目 退院

4泊5日での退院となったのでした。

*お腹の張りと首肩の痛み。腹筋に力が入れられず、起きたり寝たり、伸びたりが辛い感じでした。


・術後6日目の傷の状態。


退院の次の日に抜糸を済ませて、



↑このような状態に。

うん!もうすぐケンシロウだね!!

5は前回作った問題の胃ろう。

6は酔っ払ってヒーター前で寝て、ベルトのバックルで火傷しました。


・体調について

外の傷は順調に回復していますが、

内部は、、、、

先ずお腹が空きません。

ガスっぽくて張ってる感じです。食べれば入りますが、すぐお腹いっぱいに。

食後に歩くと内臓がぶら下がってるみたいで、キリキリと痛みます。

寝返りをうつと内臓がギュルギュル動く感じ。

胆のうを取った所に出来たであろう空白がポコポコいう。

などの腹部違和感が満載ですが、

外の傷は小さいが、中は開腹手術と同じ。ガスで膨らませて内臓動かしているので、1か月くらいは様子見で。だそうです。



・まとめ

腹腔鏡手術は、

術後の痛みは同じだが回復が早い。

癒着剥離が無ければ、もっと早く退院出来たかも。

デスクワークであれば1週間程で復帰出来るかもしれません。

僕は立ち仕事で刃物を持つので、もう少しゆっくり休ませていただきますね^^


最後に、

今回の入院も沢山の方にお世話になりました。

本当に人間って1人で生きては行けない生き物です。

「ご心配をおかけしてすみません!順調に回復中です!!」


そして、、

人間なんて、オモチが喉に詰まっても死んでしまうような儚い生き物です。

毎日病気の事を考えても時間が勿体無い。

生きている今を楽しもう!!


そう自分に言い聞かせて終わりたいと思います。


生検の結果が出たらまたご連絡します。










前回のブログ↓

https://ameblo.jp/cancers123/entry-12731618937.html



前回は、麻酔から覚めた所まででしたね。


前の手術で覚醒した時もそうだったのですが、

先生や看護師さんの声は聞こえるんです。

だけど目は開けられず、ピクリと指も動かない。

呼吸器が挿管されていて、息が勝手にシューシュー言っている。

これって、もの凄い恐怖です。


もしかして、金縛りや、植物状態に落ちいった時ってこの感じなんですかね。


そのうち喉からズルズルっと太い管が抜かれると、身体が急に戻って来ます。

それと同時にお腹が痺れているのを感じます。


鼻からは胃液を抜く管と酸素の管、オシッコの管、点滴、腹帯でグルグル巻きのお腹。

そのままベッドで部屋に戻ります。


地獄の時間のはじまりです。





↑手術時間3時間。戻って来ました。


家族に無事を知らせるために、この写真を撮った後はひたすらに耐える時間です。


毎回そうなのですが、術後は頭を上げては✖️。

ベッド上絶対安静。


鼻からの管は、唾液を飲む度引っかかり。

酸素の管からはシューシューと。

腹筋が引き裂かれたかのような痛みとお腹の中の焼けるような痛み。

寝返りも打てません。


「朝まで耐えれば、管が外れる。」

そう思うのですが、なぜか1時間おきに目が覚めるのです。


19:00か〜、、、ウトウト

え?まだ20:00、朝まで長いな、、ウトウト

21:00?痛ぃ〜、、、、痛み止め入れてください、、ウトウト


6:00!!ようやく朝になりました。


看護師さんが腹帯を開けると、あてているガーゼがビショビショに。(またこのパターンか、、、)

いつもこの液体の量が多くて入院が長引きます。


採血をして、異常が無ければ管を外していきます。


まずは鼻の管を。

ズルズルズルズル〜 気持ち悪い〜

そして、オシッコの管。

キューン、キューン、ズキューン!!相変わらず痛い。


「立てるかな〜ではドンドン歩いてくださいね〜」

なんとか立てましたが、お腹は痛くて伸ばせません。


そしてトイレへ。

チョロチョロ〜 バスッ!!

え?バスッって空気抜けた?

そして便器を見ると、、、真っ赤な鮮血が。

傷ついたね。


先生が回診してきて、今回の手術の説明をしてくださったのでした。


続く




こんにちは〜


今回は前回の続きで、

<胆のう摘出手術をレポートしたいと思います。>


先ず聞かされていたのが、2時間の手術で、2泊3日の入院ということでした。(予想通り無理でしたが笑)


今までの入院経験から言って「計算合わなくない?」と思ってました。フタを開けてみたら、


・前の週に全ての術前検査(CT、MRI、エコー、レントゲン、血液、心電図)

・前々日にPCR検査(陽性であれば手術中止)

・前の日21:00〜絶食+下剤


ここまでの準備を済ませて、当日にピットイン(入院)となりました。




入院後は、術着に着替えて、点滴〜浣腸でお腹の中を空にします。


T字帯(ふんどし)をつけて、、、


後は看護師さんが呼びに来るまで、、、、、

死刑囚の気持ちになります。




しかし、また手術か〜

全身麻酔をやった事が無い人は言います。


「寝てるうちに終わるからいいじゃない」


いやいや、いきなり意識を落とされて、気づいた時に、

管だらけでがんじがらめ。痛みで動けず、動いちゃダメ。意識は朦朧で、寝てるのか起きてるのかわからない。

あの感覚を知らないからではないでしょうか?


はっきり言います。


僕、入院は嫌いじゃないけど、手術は嫌です。


というわけで、そろそろ時間かな〜



看護師さん「このストレッチャーに寝てください」


僕「歩いて行くんじゃないんですね?」


看護師さん「今から少し眠くなる点滴入れるので」


ガラガラと手術室に運ばれて、

ドクターエックスのドラマのような先生たちに手際良く囲まれます。


この時には不思議と覚悟が決まっているもので、

「先生よろしくお願いします」と謙虚な気持ちでご挨拶。


「はい!それじゃ〜少し眠くなりますからね」


あれ?なんかマスクに隙間空いてない?あんまり眠くならないけど、、。あ、ヤバい、心臓ドキドキして来た、、、あ、、大丈夫、、なのコ、、、、レ?、、、、


と、ここで意識終了となりました。

次の瞬間には、


「聞こえますか?終わりましたからねー」


(アレ、、、身体が、、動かない、、、え?、、、金縛り?、、)



次回へ続く