父の癌の話し

僕の入院日記もやっとお正月まで来ました。

以前にもお話ししましたが、僕の父は癌サバイバーです。

現在70歳なのですが、7年前に前立腺癌を患いました。

前立腺癌の治療の第一選択は手術でした。

前立腺の全摘出ですね。

父の癌の手術ということで、長男の僕は入院時付き添っていました。

手術された方はご存知だと思いますが、本当に沢山の書類にサインします。

その中でも手術によっておこる後遺症の説明書類

怖いことばっかり書いてあるあれですね。

アレを読んでサインする時の家族の様子です↓

前立腺は場所的な問題で

・尿が漏れやすくなる

などの後遺症が残りやすい場所です。

そして ある後遺症の所で父の手が止まりました。

・勃起中枢を傷つける恐れがあるため、術後に勃起不全になる可能性があります。

中々サインしません。

父>母さん こんなこと書いてあるんだけど大丈夫か？

間髪いれずに母が

母>なにが大丈夫なの？そんなもん使わないんだから切っちゃいなさい！！命とどっちが大切なの！！

父>あ、、、そうか、、、

しぶしぶサインをする父

、、、、、、、、

そんな父に僕はお見舞いでアダルティなグラフィカルマガジンを数冊プレゼントしました。

リハビリ頑張ってね☆

同じ男として、初めて分かり合えた気がしました。

後日談で、お見舞いに行った時に

父(小声)>カズヤ、この前の雑誌持って帰ってくれよ。ゴミ箱に捨てたら看護師さんに見られるし、その辺に置いておいたら母さんに見つかるから

と、中学生の少年のようにベッドの隙間からエロ本を出すオヤジに、同じ♂としての親近感を感じるのでした。(2回目)

この後数年後に重症膵炎を患って、死の淵から蘇って来た際に、快気祝いでDVDセットをプレゼントしてしまった事が父をエスカレートさせてしまうことになるのですが、とてもここには書けないので実際にお会いした時に興味があれば聞いて下さい。

そんな父も術後7年経ちますが、PSAの値が少しづつ上がり、先日再発の恐れありでMRI検査を

無事癌は見つからなかったのですが、母がどうして数値が上がりつづけるのか聞いた所

先生>ま、どこかに飛んでるんでしょうね。

今後も上がり続けるようだったら薬で抑えましょう。

進行がゆっくりでホルモン系の癌は、ある程度の年齢になったら付き合っていきましょうみたいになるんですね。

早く全ての癌が、簡単に抑え込める時代が来ることを切に願って今回のくだらないお話しをしめたいと思います。

それでは笑

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