大腸がんは早期発見で治ります。 | 加藤隆佑 ameba blog

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がんのなぜ?どうして?どうしたらよいの?を始め、とにかく分かりやすく紹介し、不安を解消し、がんと闘う気持ちをますます強めて頂きくメッセージを送りたいと思います。同時に、家族がどのように支えていったらよいかを考え、共に考え、応援していくブログです。

おはようございます。

少しブログのタイトルを変えました。(少しというか、かなりです。)
これまでは、がん全般でお話していたのを、私が専門にしている大腸がんにしぼっていこうと思ったのがきっかけでした。

抗がん剤というテーマになっていますが、本日だけは一般的なことをお話させてもらえればと思います。

本日のテーマは大腸がんとは何?です。

近年増えてきています。肉類の摂取量の増加や、遺伝などが原因と言われています。50年の間に10倍にまで増えているのです。怖いですよね。ただし、他のがんに比べて、
治りやすい性質もあります。

定期的に大腸カメラを受けていれば、早期発見ができます。

大腸カメラでとれない大きさであり、手術や抗がん剤が必要になったとしても、他のがん(胃がん、膵がん)などに比べて、治療成績は良いのです。

治療成績がよいといっても、すべての人が治るわけではありません。早期発見が大切であり、定期的に大腸カメラをうけたり、ポリープができずらくなるための食生活を工夫しないといけません。食生活については、後日詳しくお話しますね。

ところで、初期症状としては、

貧血
腫瘤(しこり)
便の異常(血便、便秘・下痢)


などが現れることもあるのですが、初期症状に気づかないことも多く、見つかったときにはすでにがんが進行していたというケースも多いです。

結局の所、大腸カメラでないと分からないのです。しつこいようですが、定期的な大腸カメラと食生活を工夫することが大切なのですね。そうすれば、大腸がんにより命を失うことは防ぐことができるのです。

血縁者に大腸がんの方がいる、
血便、
便の異常、
貧血がある
大腸ポリープになったことがある
肉類、脂肪の多い食事で、食物繊維の摂取量が少ない


上に該当することがある場合は、大腸カメラの検査をうけることをおすすめします。該当しなくても40歳をすぎたら受けてみてくださいね。私も35歳なのですが、2回うけています。

検査自体は苦しくなく大丈夫でした。

ただ、終わった後お腹が2時間ほどはって、不快な感じはありましたが。胃カメラの方がずっと苦しかったです。

一般的な話ですが、下剤を飲むのは大変だけど、検査自体を苦しいとおっしゃる方は少ないですよ。(痛みの少ない検査方法が広がってきているからです。)次回からは本題の抗がん剤治療について、お話しますね。


今日のポイント
1、大腸がんは大腸カメラを定期的に受けさえすれば、早期発見は簡単ながん。治りやすいがんともいえる。検便で異常なしでも、大腸がんがないとはいいきれない。

2、血縁者に大腸がんの方がいる
血便、便の異常、貧血がある
大腸ポリープになったことがある
肉類、脂肪の多い食事で、食物繊維の摂取量が少ない
上記に一つでも該当する方は、腸カメラをうけた方がよいです。

3、検査は苦しくない。