がんの闘病は患者本人が一番ツライのは当然なのだけど、それを支える家族の心とからだの健康もとても大事だと思う。

 

妻の私はもともとリウマチとシェーグレン症候群を患っており、100%健康体じゃないから本当に無理はできないし、夫のがん再発という、いきなり自分の上に覆いかぶさってきたこの状況に大きなストレスを感じている。

 

なので自分のケアをちゃんとしなくちゃ。

私が倒れでもしたら大変なことになってしまうもの。

 

そこで、夫が入院した1週間で、私自身はこんなことをしてみました。

 

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・漢方医にかかった

夫の健康状態が急激に悪化した約3週間前から、私自身が2キロ痩せてしまいました。

ひどい下痢をし、食欲がないし、食べても胃もたれします。

 

幸い2ヶ月ほど前から漢方医にかかっていたので(リウマチの痛みの軽減が目的だった)、現在の症状を訴えたところ「加味逍遙散」と「六君子湯」を処方してくださいました。

 

そして漢方医に、夫の再発の事情を思い切ってお話してみたところ、幸い共感して受け止めてもらえました。

(先生の「大事にしてね」というお声がけとやさしげな視線・・・そういうことも慰めになります)

 

・習い事にふだん通り行く

ささやかな習い事として、書道、空手、太極拳、ヨガをやっています。

 

少なくとも習い事の時間は、夫の闘病のことは忘れて目の前のことに没頭しているので、そういう時間を持つことは大事だと思います。

 

太極拳とヨガは通っているジムのプログラムなので、ジムに行ったついでにお風呂にもつかって、リラックスを心がけています。

 

・寝る

やはり寝ないとダメです!

寝不足で疲れるとイライラしますし、考え方がどうしても後ろ向きになります。

 

ただ寝付けない時ってありますよね。

そんなときは病院で処方してもらった睡眠薬を規定量の半分飲んで寝るようにしています。

毎日7時間は寝ています。

 

・寝る前のストレッチポールと深呼吸

寝る前に布団の上で、ストレッチポールに寝転んで、だら〜んと力を抜く。

ポールに体を巻きつけるようなイメージで。

そうすると力みが抜けます。

 

そんなポーズで深呼吸を何度かすると落ち着いてくるのがわかります。

しばらくしたらゆっくりポールから降りて布団に寝転がると、深くリラックスしてふわっと布団に包み込まれたようないい気持ちになります。

 

深呼吸は寝る前だけでなく、気づいた時にもしています。

 

・ご飯をちゃんと作る

もともと料理するのは好きだし、三食自分で作ったものを食べています。

最近はなかなか食が進みませんが、玄米菜食+タンパク質でバランスを考えたメニューにしています。

 

・サプリを摂る

これは私自身ががん闘病をしていた頃からの習慣でもありますが、最近、私もあまり食べられないので、総合ビタミンミネラル剤のサプリを食後に多めに摂るようにしています。

 

食品由来かつ、無農薬の農産物から抽出したビタミンミネラルサプリなので、お値段は少々お高めですが、口に入れるものは「食べ物」ですからそういうところには気を使っています。

 

・ブログを書く

このブログを書くことで救われています。

夫にはぶつけられない気持ちを吐き出すことで、自分自身の気持ちの整理ができているように思います。

 

・電話カウンセリングの利用

『がんサバイバークラブ』に電話してみました。

がんサバイバークラブとは、がん患者やその家族を支えるための組織で、公益財団法人日本対がん協会が母体です。

 

サービスの一つとして「がん相談ホットライン」という無料電話相談があります。

(日本って本当にいろんな支援が整っている国ですよね!)

 

がん相談ホットライン

https://www.gsclub.jp/consultation

 

電話して、カウンセラーの方にとりとめのない話を20分ほど聞いてもらえました。

具体的に何か解決したわけじゃないのですが、気持ちを受け止めてもらえると心の中が少し軽くなりました。

 

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前回の夫の闘病や私自身のがん闘病の際も思いましたが、一人で抱え込むとろくなことにはなりません。

 

いろんなことをぐるぐると考えて、今すぐは解決しない問題の渦に巻き込まれ、身動きが取れなくなっていきます。

その結果、どんどんストレスが溜まっていく。

 

人は一人では生きていけない。

助け合って生きていく動物です。

困った時は「困ってます。助けてください」と他者を頼って生きていい。

 

私は今回もそうしたいと思っています。

困った時はお互い様なのだから。

 

がん相談ホットラインで伺った話についてはまた別のブログで書こうと思いますし、それとは別にカウンセリングにもかかろうと思っているので、それについても改めて。