国生み神話で思い出した話です。
学生時代
東京の学校で寮生活をしていました。
マンモス寮で学校2つ分の共同寮でした。
ある日のことクラスの5〜6人で遊びに行くことになりました。
その中に同じ寮にいる女子(宮崎出身なので宮崎ちゃんとします)も居ました。
宮崎ちゃんはかまやつひろしと同じ髪型をした
(かまやつひろしの髪型を知ってる人がいるかしら?)
小柄で細い女の子でした。
その宮崎ちゃんに
「午後2時集合ね」
と教えてもらい寮から電車で30分ほどのお茶の水駅へ行きました。
宮崎ちゃんは他に用があって別便で来るとのこと。
駅で待てど暮らせど誰も来ない。
今のように携帯もなく、また友達の電話番号も知らず誰にも連絡出来ないのでただ待つばかり。
駅の出口を間違えたかとウロウロしながら2時間ほど待ちましたが誰も現れずで仕方なく帰りました。
寮に帰って宮崎ちゃんを探しましたがいません。
翌日も宮崎ちゃんはいませんでしたが、晩ご飯の時間になって帰って来た宮崎ちゃんと食堂で会いました。
「あんちゃ〜ん、今日どうして来なかったのぉ?」
え?!
今日??昨日じゃないの?
昨日行ったよーー。
「あたし、昨日って言ったっけ〜ぇ?
ごめんね〜ぇ( *´艸`)」
えーーー!そうなんだーー、、、
翌日、学校に行って他の友達に事の成り行きを話すと
「えっ?!うっそーーー!」
とみんな驚きます。
そうだよね?
普通は驚くよね?
食堂で一緒にいた友達も「なに?あれ!」「変だよ」と言ってたんです。
宮崎ちゃんの態度に違和感があってなんだろう?と思ってたんですが、ワザと避けられたのかもという気持ちになってきました。
その頃の私は、宮崎ちゃんと仲良しだと思っていたのですが、、
その後理由が分かるような出来事が。
なんの話をしていたのか忘れてしまったのですが宮崎ちゃん
「島の人って悪い人ばっかでしょう?」
えっ?なんで?そんなことないよ〜
「だって島流しされた人ばっかじゃん!悪い人しかいないに決まってるじゃん」
と他の人もいる前で言うのです。
えーーーーー?!
なにそれ!
そんな事ないよ。間違ってるよ。
それを思い出しました。
国生み神話の島が江戸時代になって島流しの島になるはずないだろ!
と言い返したんです。
誰しも地元を悪く言われたくありませんよね。
言っていいことと悪いことがあるよ。
おそらく島流しというのもテレビドラマで観た情報くらいしか知らないと思います。
まあそこはね、私にも寮にも学校にも友達がいたのでね、みんなが言ってくれて宮崎ちゃんの評判ガタ落ちに終わりました。
それから宮崎ちゃんとはだんだん疎遠になっていきましたが、宮崎ちゃんはほかの女子からもやがて離れていきました。
それは、
彼氏ができたからでーす。
やれやれ! ←なにが?
いやいや良かったですよ。
女子の友達いなくなりましたから。
島流しだけが原因ではありません。
その他諸々あったんです。