1クール目の抗がん剤(タキソテール(注)とTS-1(カプセル))投与の結果

【2004年4月23日】

私の体格は身長175㎝、体重は75㎏位あったが、その頃は減って58㎏位になっていた。

前にも書いたが、筋肉は落ち、見る影も無い。

担当医師からは、「原島さんの癌(胃ガン)は、胃の中央部に有り腫れているが、仮に食道寄りだったり、十二指腸寄りであった場合には、間違いなく食物は通らなかったでしょう。」と、言われた。

胃ガンが、胃の中央部にあった事は、私にとって、『不幸中の幸い』であった。

末期の進行性胃ガン手術は、不可能と言われ、抗がん剤(タキソテール(注)とTS-1(カプセル))の化学療法の他に選択肢は無かった。

その為、抗がん剤(タキソテール(注)とTS-1(カプセル))の副作用が、酷く成ってくる事は覚悟していた。

白血球の数値は、正常値より若干低くなっていた為、免疫力が下がらぬ様にと、体力の維持に気を付けていた。

主治医からは、「1クール目の抗がん剤(タキソテール(注)とTS-1(カプセル))投与の結果は、良い方です。」と言われ、先ずは一安心した。

休薬期間にニンジン、リンゴ、アガリクス、サプリメント

抗がん剤の1クールを終え、休薬期間に入り、自宅に戻り養生していると、義兄は、自分の畑で作ったニンジンを沢山袋に詰めて、りんごと一緒にジュースにして飲めば良いと、持って来てくれた。

知人は、アガリクスを煎じて飲む様にと。

義母は、高価なサプリメントを購入して、身体に良いからと届けてくれた。

家族や兄弟、知人達が、癌に効くと言われている、又は思われているモノを、次から次へと持って来てくれた。

健康食品、サプリメント、野菜などなど、本当に有難いモノだと感謝し、頂いたモノは全て体の中に入れた。

また、私自身が、身体に良かれと思われる物を、積極的に口にして、免疫力が上がる様に努力をした。

散歩は1時間程歩き、体力の維持向上を目指した。

末期胃がんの余命宣告後であっても私は、全く気負いが無かった。

『何時、命尽きるとも精一杯生きるのみ』

私の強い気持ちだ。