そして病理検査の結果。
私がグロいものがダメなことを知っているせいか、先生は私に写真を見せずに説明してくれました笑
結果はあまり良い結果とは言えませんでした。
検査の結果、摘出した左甲状腺と左リンパ節から腫瘍は全部で21個あったようです。
大きさは一番大きいのが3㎝、2.5㎝〜4㎜まであったようです。
「数としてはかなり多いです。多いということはそれだけ再発と転移の可能性が高いということです。」
と先生から言われました。
その上で今後はチラージンを服用し、TSHの値を下げることで再発を予防する治療法を提案されました。
この治療法をする上での副作用についてと1ヶ月に一度血液検査をしなければいけないことについて説明を受けました。
ただ、この治療法は確立されたものではなく、あくまで推奨されているだけであること、
賛否両論があること、
この治療法をやったからといって必ず予防できるとも言い切れないし、再発の可能性も否定できない。
結果論となってしまうので、よく考えて下さいといわれました。
この話を聞いている時、がん告知をされた時と同じ嫌な胸騒ぎがして、心臓がすごくドキドキしているのがわかりました。
甲状腺乳頭癌とわかってからたくさんの方のブログを拝見して、自分なりに情報を集めてきました。
その中に20個を超える腫瘍が見つかった人はいませんでした。
能天気に
あっても12個くらいかなー
なんて考えていたので甘く見ていたなと後悔しました…
多すぎる。怖い。これからがもっと不安になりました。
それと先生が
「甲状腺がんの人は甲状腺が腫れたことに気づいて病院に来る人が多い
これだけ転移があると高校生の頃から甲状腺がんになっていたのだと思う
1.2年でこれだけ転移したとは考えにくい」
この言葉には傷つきました。
先生は何気なく言っただけなのでしょうけど、
私には気にしすぎとわかっていても嫌な気持ちになるだけでした。
(とても優しい先生なんですが、毒舌というか何気ない一言に傷つくことが何度かあります)
私はリンパ節の腫れに気づいて病院に行ったので、
「気づくの遅い」
って言われている気分になってしまい悲しかったです。
(若いと細胞分裂が活発で進行が早いってきくし、大学でストレスフルな生活送ってたからだと思ったんだけどな…
高校生のあの時から気づかないけどなってたんだ…
あの時、あの時も…もうがんだったんだ。
高校生の思い出が走馬灯のように思い出されました。)
大学の毎年行われる健康診断で内科医の先生から首の触診もあったのに、指摘されることはありませんでした。
「喉腫れているね、風邪引いてる?」
と聞かれただけでした。
確かにその時期は風邪をひいていました。
でも、もうちょっとだけちゃんと見てくれれば、リンパも見てくれれば、もっとはやくわかったかもしれない。
今留学行けてたかもしれない。
今までいくつか病院を回ってきて、
甲状腺がんに関する一定の知識を持っている内科医の先生は少ないのではないか?と疑問を抱いてしまいました。
受診してきた内科医の先生は甲状腺がんとは違う予測を私に伝えました。
内科医の先生は甲状腺に関して専門家ではないので、当たり前といえば当たり前なんですが
そう思うと
もっと甲状腺がんの存在を多くの人に知ってほしい。
と強く思います。
はやくに自分で気づくことができたり、知識のある人が周りにいれば、
私のように留学の中止を余儀なくされるといったことは多少なりとも防げると思うのです。
甲状腺がんは情報量も少なく、あまり認知されていないように思います。
予後が良いと言われているとはいえ、ならないに越したことはありません。
原発事故もあった日本では、これから甲状腺がんの数は増えていくのでは?と思います。
10代でも数は少ないけれど甲状腺がんになる可能性がある。自分でも誰でも良いから誰か周囲に気づいてあげることができる人が増えてほしい。
私みたいに気づかないまま放置してしまい、何ヶ所にも転移してから発覚して悲しむ人が1人でも少なくなってほしい。
その気持ちがブログを始めたきっかけの一つでもあります。
…ということで
かなり横道にそれましたが、病理検査の結果にがっかりしたことで、
より1日1日を大切に生きて、後悔のない人生を送りたいなと再認識した日となりました。
チラージンの服用は迷っていますが今は服用してみようかなという気持ちに傾いています。
ここ最近は首のハリがさらに悪化して不安な日々です
寒くなっているせいなのか…
突然関節が痛んだりもして怖いです。
次の検診の際に先生に聞いてみたいと思います。
また続きにはがんがわかってやめたこと、意識するようになったことなど書けたらなと思います!
あとは傷口の経過も写真に撮っているので、ある程度たまったらアメンバー限定で公開してみようかなと…!
ようやく今現在の私まで追いつきました
ここまで長かったけれど、
ブログを通して同じ病気の方と情報交換させていただいたり、心強いコメントを頂いたり、
自分の気持ちも見つめ直すことができ、ブログを書いてよかったなと思います
年内にもう一度更新できたらなと思います
ではではつづく