がん治療にはお金がかかりますね。
でも患者は高額療養制度がありますので、一定金額を限度にそれ以上は支払いが穏やかになり、それが何カ月も続けばもっと負担が抑えられますね。
では患者家族はどうでしょうか。
皆さんの本音を知りたいところですが、家族の負担は黙っていることの方が多いのではないでしょうか?
私の場合ですが、母のがんが確定診断してから2か月ですが、ざっと書きますが以下のとおりかかりました。
セカンドオピニオン 大阪の病院 1万円ちょっと
セカンドオピニオン 岡山の病院 1万円ちょっと
岡山の病院へセカンドオピニオンへ行くガソリン&ETC 1万円
実家へ行ったり病院へ書類を取りに行ったり ガソリン代 数千円
介護休暇5日 無給扱い 手取り5万前後ダウン
無給休みのボーナス査定ダウン 数千円響いた気がします
母のバイタルチェック用スマホ、スマートウォッチ 15万弱
母のスマホ&スマートウォッチ用の回線契約費 毎月約1500円
血圧計 1万6千円
今のところ母の入院・退院・通院 付き添い 3往復分 ガソリン&ETC 1万×3回=3万
石綿救済法の為の特定書式にのっとった診断書費用 約5千円
覚えていないですが、それ以外にもいろいろかかった気がします。
2か月の間に…約30万ほど使いました。
高いのか安いのかわかりません。必死でしたからお金のことは考えていませんでした。
患者家族に高額療養制度はありません。
でも心身ともに苦しんでいる母へ「これだけかかったんだけど」なんて口が裂けても言えませんし、何かしてあげられるなら安いものだと思います。
親孝行の一環です。
とはいえ、30万。
これから先は、初期費用がだいたい落ち着いたので
母のスマホ&スマートウォッチ用の回線契約費 毎月約1500円
母の入院・退院・通院 付き添い 1回につき ガソリン&ETC 1万
だけがかかる予定です。
これから先はオプジーボ・ヤーボイに加えて別の補助療法も検討しているため、上記だけでは済まないと思います。
母にはお金のことは言いません。
これからも絶対に言いません。
私はOLで働いておりますから自分の給料から使うので良いですが、専業主婦だと夫へこれ母に買ってあげたいんだけど…と言うにも忍びないくらい金額だと思います。
がん治療はお金がかかるというのは患者だけではありません。
支える家族の家計にも負担がかかってきます。
でもこれがリアルです。