入院4日目
面会に行くと、経過が良好なためか一般病棟に移っていた。重病扱いと通常の病室が混雑しているため、重病者用個室が割り当てられていた。が、母親本人は狭いところに閉じ込められている閉塞感に不満をためているようだった。術後の状態は良好のようだったのだが、その不満を言われるのと人生初の長期入院手続きのためわけのわからないことだらけで自分は非常に困惑していた。

本人は、体調が良くなっているため、手術したことや今いる場所がどこかを理解できていない。そのためか、自分が始めて病室に入ったときにベッドの上で上半身を起こしてトイレに行こうとしていた。体には心電図、点滴と尿道カテーテル、鼻には鼻カニューラというらしい酸素吸入の管がついているのに。

体が元気すぎるので、そっちのほうが心配になってしまった。が、それが後々心配だけですまない問題となってしまうのだが。

面会時間終了までいて、この日は帰宅。