15クール 1回目
ワンクール1回めは ランマークという痛いお注射もあります。
これをやっていたら 歯の治療はできません。
この前 ランマークを中止して 効果のなくなる1ヶ月待ってから3本抜歯をしました。そのときたしか「右上7番と左上3番と左下7番」と聞いたような気がしました。
その右上7番がなんか触るとトゲトゲしてます。
元々 この3本は詰め物が取れた歯の残骸なので 男性の先生がフンガフンガ言いながらでも ペンチでうまく引っこぬけませんでしたが 頑張ってもらいました。
抜糸の時には「ちゃんと取れてますよ」と言ってくれたので 終了だと思っていたのに 今になって(本日は抗がん剤から5日後)指で触るとトゲトゲします。
7番目がきれいに取れたなら トゲトゲは8番目の親知らずでしょうか。まさかぁ。ハタチのころ 親知らずは抜いた気がします。
口の中に携帯つっ込んで写真撮ってみましたがうまくいきません(そこまでやるか?)
人差し指で触ると やっぱりトゲトゲします。歯ぐきをグイって押すと口内炎なのかプクッてしてるとこもあります。
でも気にならない時もあります。
これまたメンタルのせい?
消化器科へ電話を入れ 口腔外科で診てもらうことにしました。「気のせいですよ」とか「抜歯はちゃんと出来てますよ」の言葉がほしいです。仮にも大学病院の口腔外科医師が残骸取り残しなんてことないですよねぇ…。え〜?
痛みの数値が血液検査でわかりますが この歯のせいなのかマシュマロマンの足のむくみのせいなのか素人はわかりませんが ハイスコアなのは…これまたメンタルのせい?
さて15クールの1回めの木曜日に 時を戻そう。
(今 ぺこぱはどこへ? いや…活躍してるね)
相変わらず 点滴針刺しは
「薬が到着したら先生呼びますからね」と看護師さんたちは点滴薬を取り替えるだけの担当になってしまいました。
「ほんとだ。ないねぇ…やっぱり手の甲かな…」とさすり回し
「お! ココいけそう!」と左手内側を見つけてくれました。
看護師さんは 腕の内側は「神の領域」と言ってます。
実はこの先生 2年前あたり神経にさわる痛みで緊急外来で診てもらった先生。
「たしかにCTでは骨のまわりの無数の白い点が写ってるけど 水分じゃないかなぁ。よくあるよ。でもまぁ…普通はこんなにないけど」の見立てにホッとした思いがありましたが骨転移でしたよ先生…残念賞。
帰ってから「薬がないの〜」と言う母の高慢チキな電話(省略しますが)ばかりで とうとう
「ウチの親は大変だからって施設に入ろうって言ってるのになんなんだよ!」とイチャモンから本音が出ました。
実母が聞き分けいいのにアカの他人二人が言いたい放題です。
当たり前のことなので 夜中じゅう考えました。
治療費ばかりかけて「抑える」だけの抗がん剤。
1年で400万使ってしまいました。手術費や入院費を加えるともっともっとです。イチャモンはこんなことのために働いていてくれたのでしょうか。
翌日「もう十分生きたし完治しないなら月40万もする抗がん剤を止めて 緩和ケア(自然に任す)にしたらどうだろうか」と打ち明けてみました。
怒られました。
でも「そしたら病院も行かなくなるし髪も生えてくるし私が実家で母親を面倒見られれば 義母ちゃんをこの家に呼べるじゃない? 圧迫骨折でも骨転移の痛みが出たら救急車呼ぶから…」
3人の看護をイチャモンひとりでは難しいと思います。
ビックリしてました。
「あの…言っちゃなんだけどフライパンに入ったままの食べ残しのようなのをまた夜食べるとか洗濯したけど干せなくてゴミ袋に詰め込んだままとかホコリだらけの認知症のあの家には ママを置いとけないよ。ママは患者さんなんだから共倒れになるよ。お母さんはママは元気なままの40才のママだと思ってる。昨日はごめんね。言い過ぎた。母親も俺よりプロが見ててくれる施設のほうがいいと思うんだ。だから 抗がん剤治療頑張って今を維持していけばいいじゃん! お母さん(私の母)は…お母さんは…お母さんはさ なるようになるよ」
その夜は 何事もないようにハンバーグを作ってくれました。
まだ歯の気になるトゲトゲを伝えてなかったので 左側の歯で食べました。口腔外科の診療費は高いです。
お友達からも柔らかいお菓子の応援を頂戴しました。
「温めても冷ましてもいいんだよ。リラックスしてね」とアイマスクと入浴剤をいただきました。
ありがとう。感謝です。
病院コンビニで買ったピカチュウのお菓子のオマケは ピカチュウがよかったのに変な亀みたいのでした。
あ…そういえば 9月末から3回分の化学療法の予約を入れてくれたのですが 1週間ずれてCT検査と重なっていました。
どうもフルイチ先生 カレンダーの見方が苦手なようです。
私は「アリとキリギリス」のキリギリス。
今になって バチが当たったんです。