かかりつけ医から紹介状を書いていただき
イチャモンに母を「認知症外来」へ連れて行ってもらってきました。





当初 頑張ってついていこうと思ってましたが 3本抜歯したダメージと抗がん剤とのダブル攻撃で元気が出ず イチャモンにお願いしました。


母のかかりつけ医は 男性でラグビー選手みたいな大柄な先生で母の苦手なタイプなのですが 紹介状先の認知症外来病院は 女医さんで かかりつけ医と同じ「長谷川式 物忘れテスト」をしても 
「う〜ん…なるほど…まず…聴こえてるかな?」から始まって ゆっくり耳元で問題を出してくれたそうです。
さすが精神科メインの病院の先生です。




すると 30点満点で21点で「アルツハイマー型軽度認知障害」だったらしいです。
女医さんは「ラグビー先生は 聴こえていると思ってドンドン質問してしまうから 今と同じ長谷川式物忘れテストなのに 言い繕う傾向のある患者さん(母のことを見抜いた!)の正解率が下がったんだと思います」とおっしゃったそうです。(ラグビー先生は かかりつけ医なのにねヤサシクないね)


女医さんとケースワーカーさんとで診ていただき
「これからはお薬の処方で様子見。が適当だと思います。症状としたら『昼夜逆転』 それ以外にCTやMRIなどで 他の脳の異常かどうかも調べたりできますがどうしますか?」との質問に イチャモンは希望しなかったそうです。
木曜夜中にやってる韓国ドラマを見てると その後に入るお風呂は24時過ぎだそうです。なので 朝8時に迎えに来るデイサービスの金曜は ぐっすりなんだそうです。
なので毎日が「昼夜逆転」とは少し違うのかな…。
その見たい韓国ドラマは昼間やってないのかしら…。
「録画」なんて教えてあげられないし…。






夕方に終わってイチャモンが会計をしているとき
「今 終わったよ〜。これからみんなで晩ごはん食べようよ」と電話が来ました。もちろんお断りしましたが 無事に終わってよかったです。


ただ帰り道にイチャモンにワガママ言ったそうです。
両親健在のとき当選した横浜市営墓地の利用料を一人残っている母が毎年郵便局で支払いをしています (実際は病院に連れていけてた私が…ですが)
その支払い票が送付されてきたので「帰りに郵便局へ寄ってくれ」と頼んだそうですが 郵便局はすでに閉店時間。イチャモンは預かって月曜に支払いますよと言いましたが「支払期限があるから急がないといけないの」と譲りません。市税ですがバーコードがついてないものは銀行受付しかなりません。私が銀行員時代から変わりません。
それでも「支払う支払う」というので 仕方なく郵便局に行って「ほら!もう閉まってるでしょ?」と実際に見せてくれたそうです。
「だからさお義母さん 支払い票とお金を預かるから 月曜日行ってくるね」と言ってくれました。
わざわざありがとうイチャモン。





そしてその翌日(土曜日) 私の携帯が鳴りました。
「昨日さぁ…お墓のお金 イチャモンに預けたけど… 預けるって好きじゃないんだけどさぁ…やっぱり戻してもらえない?」
 
やはり認知症のかたで一番の問題は「まずお金」といいますしね…逆に今朝のイチャモンはなぜかご機嫌斜めで 私とも言い合いばかりなので 

「うんうん 預かってきたのは聞いてるよ。昨日ね 支払いたかったんだよね。だけど 郵便局終わっちゃってたんだよね? だけどね お母さん。郵便局って土日はお休みだから 今日も明日も払えないのよ。一番早い月曜日には 絶対払ってくるから安心してね。今 預かってるものをお母さんに返してもいいけど お母さんがタクシーで郵便局へ行ったって土日の郵便局は閉まってるのよ。それだったら 私が月曜の朝一番で郵便局行ってくるから このまま預かっといていいかな?」と言って納得してくれました。
そんな急がなくても支払期日は7/1でまだまだなんですがね…
相手が相手なのでね…。





ご機嫌斜めのイチャモンはスルーしてました。
でも娘から「父の日に少し寄るね」のメールに 少し柔らかくなりました。
良かった。みんな ありがとう。


(ブログの時系列が前後していますが 6/14(金)に 
認知症病院へ行きました)