愚痴です。久々 長々とした愚痴ブログです。
歩いて10分の88才独居の母のお話です。
介護関係に興味のない方はスルーしてください。 
なんたって わけのわからない愚痴なのですから…




独居の母は 要介護1で 週3回デイサービスへ行っています。今はなかなか要介護認定はしてくれないそうです。
母は7,8年前 (定かではない) 転倒で大腿骨骨折のあと 入れたボルトの長さを間違え手術ミスと言われましたが 訴えもせずそのまま杖で三本足で歩いています。次転んだら長いボルトが骨盤を砕き寝たきりだろうな宣言されています。それでも要介護1です。
介護保険を使い 月曜水曜の午後は通所リハビリを、金曜は1日デイサービスをお願いしています。 

一昨年 私が階段で滑って背中を強打しピカチュウの10万ボルト攻撃により癌の骨転移が発覚する前までは 月イチで私が車で内科と整形外科へ連れて行き 雑用やったり郵便局寄ったりして お昼過ぎにファミレスランチして夕方までおしゃべりしていました。当時83才の母も楽しみの1つにしてくれていました。耳が遠くなり病院の待合室では聞こえにくいので大声で話す私は「あんたうるせぇなぁ」と他の患者さんに言われるほどでしたが 認知症はさほど感じられませんでした。


それが3年後「私の病気」のためのルールが 抗がん剤で抵抗力が低くなったため 感染しやすい人混み禁止(趣味の観劇、スポーツ観戦NG)骨転移のため骨が弱くなっているので外出禁止(もちろん電車バスはNG。家周辺15分お散歩くらいならOK)となってしまったため 結局 一人で何処へも行けません。一つひとつ行きたい場所を担当医へ伝え 直近の血液検査で行っていいかを判断します。
一度 ゴルフ帰りのお迎えをしたくて「駅まで片道10分 主人の車送迎していいですか?」
わがままな母と合わないイチャモンが気の毒で「母を病院へ連れていきたいのですが 主人が運転手で私が待合室へ連れていっていいですか?」と質問しましたが
「車の運転は背骨保護のためにダメ。がん治療中で免疫力抵抗力の低いあなたが わざわざ病人の集まる病院なんて行く事自体ダメ」とすべて却下。しかたなくすべてをイチャモンに頼みました。イチャモンも94歳の独居実母をケアマネと月イチしっかり打ち合わせしています。この94才の義母ちゃんの頭のいいこと!
そこへ週イチの抗がん剤で私の病院が加わりました。
そこへ 足の悪い母の病院について行ってくれてます。
ウチら母娘 迷惑かけどうしです。


さぁ その母ですが 私が言うのもなんですが
とみに認知が進んだように思います。
1年前の母娘のファミレスランチの刺激もなくなったせいかと思います。元々 耳が遠いので「電話のベル」「インターホン」には反応しません。
私が電話をしても聞こえてないのか取ってくれません。留守番電話も無視されます。以前の元気なときなら歩いて10分の実家ですので「オイコラッ! 居るなら電話出なさいよ!」と怒鳴り込みに行ってましたが 外出禁止の今はそうも出来ません。

困ったのは 通所リハビリとデイサービスのお迎えが来たときのピンポンです。
聴こえてないので 職員の方が居ないのかと帰ってしまわれます。玄関前で電話をしてくれても リンリン鳴り響いて取ってくれません。施錠されているドアをドンドン叩きますが聞こえないのでしかたなく退散です。デイサービスからは緊急連絡先の私に「とりあえず帰ってきましたが もう一度お迎え行ってみましょうか?」と言ってくださいますが「申し訳ないのでお休みさせてください。見に行ってみますので…」とお断りします。冷たくなってたらいけないので 行ったフリをして 夕方電話をすると「今日だっけ?」と元気に話しています。
(この時 怒るべきか諭すべきかお手上げです)

それに加えて気になるのが「寝坊」です。
こないだは「昼11時ならもう起きてるから電話のベルも聴こえるでしょう」と思いましたが出ません。 
ようやく「おはよう」と出たのは夕方4時。

ゆっくり大きな声でイチャモンが聞くと「通所リハビリもデイサービスも楽しいので行きたい」と言う(時もある)のですが なんせ起きることが出来ません。男性の声は低音なので聞き取りやすいのでしょうか?
本人が言うのは「夜中の2時まで韓流ドラマを見ているし 今日は早起きの日だな〜とわかってるけど 二度寝しちゃったら夕方になってるんだもの…どうしたもんかねぇ…」とりあえず言い訳はする西太后です。悪い事した…約束守れなかった…ごめんなさ〜いとは これっぽっちも思ってなさそうです。
(ケアマネが言うには2時までドラマをとか二度寝とかの言い訳がホントかどうだがわからないと言います)

腹立つ〜!!!
(ケアマネさんがいちばん腹立つと思います)


「通所リハビリ」はまだお迎えが午後1時半なので なんとか起きれてるみたいですが 「デイサービス」は朝8時40分のお迎えです。
母の2時まで韓流ドラマを見ているなら ついさっき寝床についたようなものなのに 起きれるわけありません。
その都度 緊急連絡先の私の携帯に「お出にならないのでお休みでいいですか?」とかかってきます。
イチャモンは「ふつう年寄りはだんだんと早寝早起きになるのが午後になるなんて ちょっと信じられない」といいます。
「イチャモン…義母ちゃんとくらべたら無理。生きてる脳みそと死んでる脳みその違い。素直さの違い。素の性格の違い。今までの生活過程が違う。しかも違う箇所は雲泥の差」
それでもイチャモンは一生懸命 
「お母さん! お母さんははわかってるでしょ? わかってること(日常生活)をやってくれたら カナちゃんは自分の治療に専念できるんだよ。足元におばけがいる…なんて言わなくなるのよ! そしたら僕も楽になるのよ!」と説得してくれます。
が…
返事は「おばけ? ふう〜ん…」
だけでガックリなイチャモンです。 

まず 認知症の人達と症状がどうなのか見比べてみたいです。
ウチよりひどい症状の患者さんをどうやって看病しているのでしょう。お話も聞いてみたいです。
イチャモンは他にも足の悪い3人を小1時間かけて病院へ運び 医師の話をメモして 薬もらって2つの家(わが実家は除く)の掃除機かけて 取り込みやすい場所にお洗濯干して…(義母ちゃんはヘルパーさん補助あり) 
しかもそのイチャモンすら「右膝がなんかズキッとしてあぐらがかけない…(ねじれない) ママのロキソニンテープ余ってたらもらえない?」とぺタペタ貼っています。
この人が居なくなったら 死んだもん勝ちな気がします。


続く。