怪獣映画は大好きです。
ゴジラももふもふモスラも
二足歩行のガメラも
特殊撮影も背中チャックも大好きです。



でも映画館は行かなかったかな…。
変な赤ちゃんゴジラの「シン・ゴジラ」もテレビで見ました。

やはり怪獣の中でのカッコよさのダントツは兄貴分として君臨している
「ゴジラ」でしょう。




初代ゴジラは放射能を吐くんですよ?
この映画の最後はどうなるんでしょうね…。
地球崩壊です。
「ゴジラ−1.0」では 放射能ではなく 放射熱を吐いていました。


2月には「米アカデミー賞視覚効果賞」のニュースがテレビで賑わっていました。昨年11月公開からずいぶん経つせいか VFX技術の手の内を明かしてくれていて楽しいニュースでした。
大暴れしたゴジラが咥えた電車もピアノ線で吊ってなんていません。パソコンでポンとやったら画面に出てきます。
すごい! 




そんなとき 視覚効果賞受賞のおかげで 近くの映画館での上映も日に3回になり出やすくなったので イチャモンにお願いしてみました。
「おぉ…ゴジラね なんか賞取ってたね。行ってみようか」と言ってくれたので ツルピカの上にニット帽かぶって手袋とマスクして 目しか出てないような怪しい格好で出かけました。
ネット予約購入をしていたころのお席は色々と選べたのに 当日は土曜日だったので 空席は前の方の2,3列しか空いてませんでした。 さすが受賞作品。




とても楽しかったです。
まぁ 久々に見たゴジラのカッコイイこと! 
背中のトゲトゲが鋭くて素晴らしい。



初代ゴジラとは 笑っちゃうくらい別物です。
「ちょっと後ろ向いてトゲトゲ見せてみ」って言っちゃいますね。手がちっちゃくて時々チンチラのかまぼこちゃんと錯覚します。




お話もよく出来ていて ただの怪獣映画ではなく飽きさせずよかったです。出てくる駆逐艦「雪風」や試乗用1台ができたところで終戦となった「震電」などもイチャモンは知ってました。さすが男子。撮影場所も浦賀ドックなど身近でウキウキ。

登場人物もそれぞれがかぶらず 要らないキャストはいませんでした。

船長さんの佐々木蔵之介さんの職人気質のような性格、
後半 絶対の参謀となるDr.コトーの説得力ある演技、
え?徴兵されない山田裕貴の年齢設定って? などツッコミどころもあり面白かったです。





そして めちゃついて行きたくなった(どこに?)のが 駆逐艦雪風の元艦長さん。今の世の中のように公的機関が役に立たず民間でゴジラを倒そうとDr.コトーの「わだつみ作戦」を実行することに…。
命をかける作戦に元艦長は「命令ではありません」
するとパラパラと人が減る…。




戦争の経験を重ね何事にも動じない艦長の
「衝撃に備えよ!」の台詞 田中美央さん カッコよかったです。

主役がゴジラか人間かわかりませんが 特攻隊が恐ろしくなり逃げ帰ってきた神木隆之介さん。
最後の最後に自身の殻を破りました。




日本映画だなぁと感じた瞬間。
Dr.コトーの作戦がつまづき海上でピンチの時に 大きなゴジラにまとわりつくうっとおしいミツバチのように元特攻隊員がやってきます。
この時期 人間魚雷回天や神風特攻隊のように「お国のために命を差出す」が当たり前でしたが ゴジラ−1.0のテーマ「生きて 抗え」これです。
ミツバチは見事 ゴジラの口の中へ入り込み爆発させます。
ワッと目を伏せたあとパラシュートで降下してくる主人公。
涙が溢れました。アルマゲドンなら自分を犠牲にこのままゴジラを爆発させて 司令塔でみんな拍手喝采でしょう。
そして 途中ゴジラの攻撃に倒れ行方不明だった浜辺美波さんから「生存ス」の電報が届き大団円。




だから 日本映画は大好きです。
誰も死なない。生きて抗ってます。

Dr.コトーは 吉岡秀隆さんでしたね。ごめんなさい。
名前がイマイチ覚えられなくて。
エンドロールで「安藤サクラ」さんがいましたね。



最後まで 江口のりこかと思ってました。
楽しかった。
イチャモン 連れてってくれてありがとう。

しかし マイナス1.0でボロボロにしてしまったらこれからのゴジラに繋がらないのでは…と思っていたら




再生能力あるゴジラ 最強!