月曜日のMRI造影剤にやられたのか 火曜日はぐ〜ったり。
たまたまの大雪だったので ずっとパジャマで寝ていました。




そんなところへ 母から
「ねえ? 今日っていつもの病院 やってる? 顔がさぁ 腫れて痛いの」と電話が入りました。
「顔が腫れた? なんだろね…病院はやってると思うけど 今日は大雪で足元危ないからやめたほうがいいと思うよ」と倦怠感MAXなので ぼそぼそ伝えました。

「やってるのか〜! いやいいの。連れてってなんて言わないからさ…タクシー頼むから。やってるのねオッケ〜」と毎度のことですが頭を下げません。大雪だろうと関係なしです。坂道凍ってバスなどすぐ運休です。タクシーなんて来るわけない田舎です。轍もありません。
「お母さん 行きたくないわけじゃなくて 杖つかなきゃ歩けない人が介護もなくシャーベット状の道を行くのは危ないから 今日はやめてって言ってるのよ。イチャモンも坂道危ないから車出さないよ…」
そう ぼそぼそ言って放っておきました。

すると翌日の水曜日。 
実家の固定電話でケアマネさんから電話が来ました。




「具合悪いとこごめんなさいね。今さ実家来てるんだけど お母さんが顔が腫れて痛みがあるっていうから見てみたら 右側が赤くて目の下に水疱があるみたいだから もしかしたら帯状疱疹かもよ。明日 たまたまアタシ空いてるからウチのケアサービス系の病院 連れてこうか?」と神ケアマネが申し出てくれ イチャモンも予定が入っていたので連れて出られずなので お願いしました。





翌日の木曜日 私は「抗がん剤お休み週」なのでしたが 「病人の集まる病院へ行くのは好ましくない」との医師の言いつけを守り 終わったら連絡をいただくことにしました。

夕方4時頃
「やはり帯状疱疹だったけど かさぶたになってきているから快復に向かってるみたい。飲み薬と軟膏を処方してもらって今は薬待ち。来週また見せに来てって」と電話がありました。
来週は 抗がん剤1回目の日なので 運転手イチャモンは私の予約が入っています。ダブルブッキング。後期高齢者のイチャモンが気の毒です。






神ケアマネは「そっか…無理そうなら…う〜ん…また言って。明日のデイサービスは休むって。ほらミテクレを気にする人だから〜」と言って笑ってました。おっしゃるとおり。

さて実際問題 2時半ころ抗がん剤が終わって 私を家に落として即座に出ないと 4時で閉まる皮膚科には間に合いません。
ごめんイチャモン…。
しかも そのクリニックは駅前なので駐車場がありません。病院前で母を待たせて 有料駐車場を探さなくてはいけません。
私は地元ですが イチャモンはこっちのほう(どっちのほう?)は苦手です。
いやぁ…困りました。5m歩くのに5分掛かります。
30m先に有料駐車場はありますが 母の手を取って歩かなくてはいけないので 時間との勝負に負けてしまいます。
母はイチャモンにも西太后化するので 降りた場所で手を取ってくれるまで動きません (と言うか動けないけど…)


           (意地悪そうな西太后)


その後 ケアマネさんは
「タクシー呼ぶから一人で帰ってもらってもいい?」というので 「本人が大丈夫ならそうしてください」ととりあえず緊急連絡人に了承を得ないといけないのでしょう。
でも 本来 ケアマネさんが病院の介助サービスはいたしません。それだけでも感謝です。
実家は地続きではないので タクシーを下車したあと階段を上って玄関へ到着します。いつもはデイサービスの方が玄関を出てから玄関へ入るまでを見守っていただいてます。
今回 普通のタクシーなので ひとりで急な15段の階段を上らなければなりません。薬待ちのケアマネさんと電話を切ったのが4時半頃だったので 心配で帰宅しているはずの6時前に電話を入れてみましたが うんともすんとも言いません。
元々が聞こえないので留守電に「帯状疱疹についてのお話があります。帰ったら電話ください」と残しましたが 一向に来ません。





先にお風呂に入り 出てくるとちょうど着信がありました。
義母ちゃんが1年くらい前に帯状疱疹になり 今でも治療中ですが「私も帯状疱疹になったのよ〜♬」と天下を取ったように言います。イチャモンもコロナになったとき「ママ〜コロナ陽性だって〜♬」と嬉しそうに報告してましたが どういった思考力をしているのでしょうか この二人…。やはり似ています。

先に ケアマネさんから症状を聞いていたので
「帯状疱疹の治りかけっていったら 今まで痛かったでしょうに?」と言っても 相手は耳が遠いので
「……(私が何言ったか推理している) そう!そうなのよ。帯状疱疹ってさ 水ぶくれができてさ〜」




長くなりそうです。
今はスパゲティを茹でているので 7分以上の長話はしたくありません。
「お母さん よく聞いてね。帯状疱疹がどんなものかは知ってるからね教えてくれなくても大丈夫よ。で…それは これから酷くなるの? 治りかけてるの? どっち? お医者さんはなんて言ってた??」
もちろん ケアマネさんからは回復に向かっているのは聞いています。すると
「……(私が何を言ったか推理している) うん! そうなの〜。義母ちゃんと同じ帯状疱疹ってのでさ〜」

くぅ〜 腹立つ〜! 
「わかった!要点を聞きますよ。来週もその病院に行くんですか? そして どうやって行くつもりですか?」と聞くと
「……(私が何を言ったか推理している)そ〜よ〜。初めての病院でさ〜ケアマネさんが来てさ〜」
どうやら「病院」で推理したようです。

くぅ〜 腹立った〜!
「義母ちゃんは痛くて入院したけど お母さんは入院しなくて大丈夫なの?」 もぅこうなったらイジワルです。
「……(私が何を言ったか推理している)そう! 義母ちゃんと同じ帯状疱疹で…」
きゃはは…どうやら義母ちゃんに反応したようです。
(笑いごっちゃないですが…)






あ… スパゲティ茹で時間オーバーになったので 
「今日は たまたま手の空いてたケアマネさんに私がどうぞ連れてってやってくださいってお願いしました。来週は手が空いてないからついて来てくれません。そうしたらイチャモンに頼まなきゃいけないんじゃないの? 誰に付き添ってもらうつもりなの?」と声を荒げていうと
「薬もらうだけだからタクシーで行けばいいじゃない」
(母は聞こえては いるんだと思います。理解度が低下しているんだと思います←わかっているのにイジワルな西太后の娘)





そうです。タクシー呼んで乗って降りて来ればいいんです。
しかし「言うは易く行うは難し」です。
二本足で歩けない人がタクシーを降りたあと 2回目の慣れない病院の受付でいつもイチャモンが出してくれる診察券を どこかに寄りかかって自分で探して 名前呼ばれても聞こえなくてず〜っとロビーに座りっぱなしで 整形外科の先生が「ふつう痛いはずなのになんで痛くないんだろ?」と言うほど大腿骨ボロボロで 少しでもコケたら寝たきりなのに 
なんでこれほど強気なんだろこの西太后は!





イチャモンは 自家用車で送迎しても 一方通行のクリニック入口で降ろして 有料駐車場までまたぐる〜っとまわって待たせている母を想像し
「その間 お母さんは入口で立って待ってるんだよね? 乗り降りに駐停車禁止の入口に車止めるのもイヤだしな。ロビーに入って座っててくださいって言ってもわからないだろし…。タクシーにしようかなぁ」と優しい。
第一 駐車場がない病院…今どきあるんか? 
まぁな…あるんだわね。小さな最寄駅前とか特に…。
イチャモンの本音は運転手ならいいけど 付添人は嫌なんだと思う。その逆でも然り。一人二役は出来ない。私の存在が喉から手が出るほどほしいのはよ〜くわかる。
しかし 私も自分の命が惜しい。


…で 腹立って
「わかってんのか わかってないのか わかんない。聞こえてないのかね? まったく」というと西太后も
「何言ってんだかねぇ? なんなんだろねぇ まったく」
とつぶやきながらプチンと切れてしまいました。
来週 落ち着いた頃 またお話してみましょう。
絶対 かまってちゃんだと思いますが。

あ…顔冷やしたらよくないって言うの 忘れてた。
と言うか そこまで話が行かなかったってことですが…
こちらも腹痛と倦怠感とパスタ茹ですぎで 苛つきましたので…


昨夜の飲み会前に買ってきてもらった
オーベルジーヌのカレーと



今夜の なすとベーコンの茹ですぎ柔らかスパゲティ。
イチャモンは 連日飲み会なので 自炊です。

母娘で厄介をかけて毎日病人の付添ばかりで 
息抜きしてもらわないと あとが続きません。
ありがとう 関わってくださってる方々…。





しっかし あの婆さん 理解できなかったら義母ちゃんのように「なんだって? ゆっくり喋って…」とか言わないんだろうか。可愛げがない。勝手に質問を変換してくるから答えがトンチンカンで まったくもって 話が前に進まず腹が立つ。
あれがよく言う「死んでも直らない性格」なのか? 
また2キロ減っちゃうよ私…。