お久しぶりです。

 

ちょっと、体調を崩しておりまして、何もする気が起きないのです。で、開店休業状態が続いております。コロナじゃないのでご安心を!

 

先週、対話型美術鑑賞ファシリテイター講座を受講しました。

 

受講した講座はこちら。

 

株式会社ウーゴズ | モディリアーニ (hugosalchemy.com)

 

土曜日と日曜日を利用する二日コースと、土曜日だけ丸一日、ぶっ通しの一日コースがあります。 私は、一日コースを選びました。 料金は35000円です。1日で35000円は、ちょっと高いですが、「対話型美術鑑賞ファシリテイター」の講座としては、安い方なので、受けました。

 

受講した感想は、「GOOD!!」です。 内容は、コンパクトに、初心者向けにできていてわかりやすく、講師が二人付きますが、お二人とも優秀で話しやすいです。ネットでの受講でしたが、自分の能力の開発に十分な講座でした。

 

参加していらっしゃる方も、とても上品な方たちで、熱心で、皆さんのお話を聞いているだけでも勉強になりました。

 

本当は、京都美術大学のACOPのコースを受けたかったのですが、募集が終わっていて受けられませんでした。

 

2022年度 大学生と学ぶ 対話型鑑賞ファシリテーション講座(募集終了) | ACOP アート・コミュニケーション研究センター|京都芸術大学

 

で、こちらは、全部で12万円かかりますが、もちろん、その分、内容が濃く、来年、受講しようと思っています。

 

なぜなら、今回、株式会社ウーゴスの講座を受けて見て、とても、面白かったからです。私は、もっと、対話型を深めて見たいと思いました。

 

対話型の手法は、「人を育てる、教育の手法」としては、素晴らしい手法だと思います。特に、対象となる芸術教育について、対話型を使うのは、有効な手段です。知識偏重で、芸術作品の解釈を学んでも、芸術好きは育ちませんから。

 

私のように、さして、美術史を知らなかった人間が、対話型鑑賞会に2回出ただけで、興味が湧き、1か月で美術史を制覇してしまうという力が、「対話型」にはあると思います。( ´艸`)

 

この「対話型」は、芸術分野だけではなく、他の教育にフィールドでも使える手段です。応用可能です。そこが、とても面白いと思いました。

 

ですが、「対話型美術鑑賞」を、ビジネスマンの能力開発に……と言う流れには、どうも賛成しかねました。「アート思考」と言うそうです。もちろん、社員同士のコミュニケーションアップや観察力アップのためにするのはいいのですが、最近、言われている、「アート思考」とか言うのは、無理やり感があって、私は納得できませんでした。

 

現に、アートビジネスで成功していらっしゃる方でも、「アート思考」を企業に持ち込むことに疑問を感じている方もいます。私も、一時は、音楽に没頭していた時期がありましたから、「アーティス思考」を、企業に持ち込むと、多分、カオス。( ´艸`) 混乱しかないと感じています。( ´艸`)

 

恐らく、社員にクリエイティブな思考をして欲しいと思っているのだろうと思うのですが、その紹介方法を間違えると、社員全員、非協力的で、ただ自分のやりたい事を追求する芸術家肌の集団になり、組織がバラバラになってしまいます( ´艸`)

 

いや、仮にバラバラになっても、協力的な関係があればいいのかもしれませんが、それがなければ、会社は成り立たないと思いますよ。

 

「ロジカルシンキング」とか、「デザイン思考」とか、「アート思考」とか、カタカナになれば、皆、それを良いと思うようですが、大体、ロジカルに考えられなければ、成功はしないし、お客様の要望に応えられない会社は、潰れますよ。だから、当たり前のことを言っているだけなんですけどね。

 

「アート思考」は、社員のやりたい事を追求することが大事……とか、言ってますが、まあ、それも大事ですが、自分の事ばっかりやってても、社会は上手く行かないと、私は思いますよ。

 

話しが、横道に逸れましたが、「対話型美術鑑賞」は、教育としては、最高に素晴らしいですよ。皆さんも、ぜひ、機会があれば体験してみて下さい。

 

☆彡最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。☆彡