先程ザッと見ました、『爆上(ばくあげ)戦隊ブンブンジャー』。


タイトルが相変わらず、センスの欠片が無い(断言)!!


名付け親、出てこいや!!


と言いつつ、第1回だけは見た方が良いかと思いつつ、内容はテンポが良過ぎて情報量が多過ぎる為、全部すっ飛ばして見ました。


只、新レッド戦士ことブンレッドの頭部デザインに既視感が…、と思ったら、『超力戦隊オーレンジャー』のオーレッドの専用武器·スターライザーの柄部分だったので、もっと捻ったデザインにしてよ!!と思いつつ見たら、他の戦隊メンバーの頭部も、タイヤのシャーシ部分がモチーフと言う戦士も存在したりして、昭和戦隊世代としては、もう何が何だか分かりません。


敵のメンバーも全員等身大着ぐるみ(これも『オーレンジャー』等と同じ)で、敵がエネルギー元とするのは地球のエネルギーそのものでは無く、「人間の叫び声」と言う他愛もないものだし、戦隊側の長官クラスのキャラも、久し振りに等身大着ぐるみキャラ(しかも、声を演じるのは『地球戦隊ファイブマン』以来の御出演の松本梨香さん!!)と言う点は、同じく『激走戦隊カーレンジャー』と共通点が多過ぎて、残念ながら本作も1話切りを決定致しました。


声優陣は豪華で、OP曲は遠ちゃんこと遠藤正明さんと言う点は評価しますが、それ以外は残念ながら評価に値しない点が多過ぎます。


と言う私的評価は、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』以降続いていて、特に『機界戦隊ゼンカイジャー』·『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の2作品が、ギャグに全振りしている上に、歴代戦隊ヒーローの扱いが雑過ぎて、見ていてつまらなくなり、再放映さえも見なくなった「駄作」のレッテルを貼らざるを得なくなったのも、近年のスーパー戦隊シリーズ作品を殆ど見なくなった原因の一つになっています。


勿論、『仮面ライダーシリーズ』も、令和になって真剣に見た作品は、モチーフに惹かれた『仮面ライダーセイバー』の1作品だけだった位ですし。


何故、近年の特撮作品の制作方法が変わったのか?と言う幾つかの原因に、


「ネット配信先行作品の台頭」


や、


「CG制作の多用」


等が挙げられますが、今の特撮作品には、昭和世代から脈々と受け継いで来た、


「映像作品の手作り感」


が殆ど無くなって来ていると感じます。


令和に入って、その「映像作品の手作り感」の再現を、劇場版作品『シン·仮面ライダー』等で実現していましたが、残念ながら時は遅く、ハリウッド映画同様CG制作の台頭に依り、「映像作品の手作り感」が薄れてしまったと感じてしまいます。


なので私は現在でも、特撮作品は昭和〜2000年代迄の作品の再放映や配信等が有れば、好きな作品ならば速攻見てしまいます。


但しアニメ作品は、作画崩壊が常だった80〜2000年代でも、名作や印象に残った作品が有っても、作画や演出等のレベルが格段にアップした現在も、気になる作品はちょこちょこ見ていますが。


閑話休題。


残念ながら我々昭和世代の特オタは、一体何処へ行くべきか、何処へ辿り着くべきか、今から「終活」に備えて準備しないといけない世代になって来たので、それが心配です。