えべっさん

昨年の暮れ。
大晦日そしてお正月を家族と一緒に過ごすべく、東京みやげを抱え実家に帰ると

どう見ても玄関にそぐわないものが置いてあるではありませんか。

本来なら床の間あたりにいるべき、えべっさん。

収納場所に困ってるわけでもなかろうに、なにゆえ。
ちょっと帰らない間に母がおかしくなってしまったのかとうっすらと不安に思い、
いやいや、大掃除の間だけひなたぼっこでもさせているんだろうと無理やり納得しようとしていたら・・・

となりの家で飼われている猫が、勝手に玄関を開けて入ってくるのを防ぐために置いているとの事。
猫はとがっているものに弱い！という情報を仕入れたため、このそうな措置を取ったらしいです。
私も実際、えべっさんに何度もひっかっかって危うく怪我するところでした。
（ピンッと活き良くはねた鯛のしっぽがくせものなのですよ！！）
家にやってきた客人も、ひっかかって不快そうな顔をしていたと聞きます。
人間だってこうなのだから、きっと猫にとってはものすごい脅威でしょう。

生活とは闘いでございますな。

ちなみに、田舎ゆえ鍵を閉める習慣がない我が家ですが、このところは猫対策のために夜などは鍵を閉めるようになったそうです。

猫とは関係ありませんが、最近母は、何もした覚えがないのに、あちらから姿がみえただけで近所の犬に吠えられると嘆いていました。

ほのぼの

すーてきなものがほしいけど

あんまりうってないから

という名曲の一節が、最近もっぱら私の脳内BGMでございます。
どうも。ほしいほしい病のたがわです。

昨年の年末、何かすてきなものがほしいほしい！発作に見舞われ、血眼でネットショップを見て周り、たどり着いたお店で見つけ、勢いで買った商品が、今日手元に届きました。

じゃじゃん。

メイドイン・グアテマラの古着のワンピースです。
まっかです。
凝った織り模様がすてきなんです。
そして。

じゃじゃじゃじゃじゃん

小包の中には手書きのメッセージと小さなプレゼントが入っていて、ほっこり気分も一緒にいただきました。

いいですねぇ、ちいさな贈りもの
実用的であろうとなかろうと、ふろくとかおまけってすごく魅力的ですよね。

きっと、またここのお店で、私は何かを買うと思います。
鮮やかで、刺繍や凝った織りのお洋服を。
たとえたんすの中がそんなんばっかりになってしまって、
なにかのときに「うわぁっ、着る物ないよっ！！」と慌てる事になろうとも
友達に「いつもそんなん選ぶよね～」と言われようとも
「あ～、賢いワードロープ目指さなきゃなぁ」と思ってみても
やっぱり
好きなものは好きと、
言える気持ち、抱きしめてたい
じゃないですか。

ねぇ。

でも、少しずつ、賢い買い物が出来る女になれるよう、進歩してゆきたいと思います。
もろもろ、限度ってものがありますから。
はひ。

世の中、

物欲の季節ですね。
なにか素敵なものがほしいです。
ん～、なんとも他人本位な発言。
ちょろちょろっ、ちょろちょろっとお店をのぞき、７０パーセントオフなんて赤文字を見た日にゃぁ、何か買わなくてはいけない！という強迫観念にとらわれながらも、お財布・そして理性と相談した結果、結局何も買わずに戦場をあとにすることのほうが多いです。

買い物も出会いのタイミングと勢いですなぁ。

はあぁ、悩ましきかな所有欲。
闇雲に買い求めるより、ひとつのものをじっくりと使ったり、自分の手で丁寧につくってゆくことのほうが断然豊かな気持ちになれるとは思うんですが、

なんなんでしょうね、物欲て。
インスタントでジャンキーなにおいがします。

冬の空のようににスコーンと突き抜けてみたいものです。