私は今３５歳。
今から１６年前の春（当時１９歳）の頃でした。
川口にある『ISAMI』さんと言うサロンに入社。
２５歳までの６年の間、修行させて頂きました。
そんな、私にとって故郷であるISAMIさんも今年で２２周年を迎えまして（祝）
先日、初のOB会を開催！
問題児だったのにも関わらず、お声を掛けて下さいました。
ありがとうございます。
私の恩師である二本木オーナー。
どんな方かと言いますと...
当時？今も...（笑）
はい、、、（汗笑）
鬼よりも怖く松岡修造よりも熱い、男気に溢れる師匠です！
『修業時代』
メチャクチャ厳しい修業時代。
毎日毎日同じ事で、何度も何度も怒られて怒られてボロクソ怒られっぱなしで...（涙）
桁違いの恐怖に１００回以上は夜逃げを考えました（実話）
いっくら飯を食っても職場の緊迫感に潰されて、全く太れなかった（当時６８kg／マッチ棒）
しかも沢山のストレスを与えてくれました（不満は１mmもありませんでしたがねっ／笑）
『全ては愛があってこそ！』なんて、思える程甘くはなかった...
初めの２年間は一日一年が１０年に感じる程、長くて辛かった事を思い出します。
師匠は遊ぶ時も呑む時も、常に全快２００％フルスロットルでして...（バク爆）
ガキだった俺たちに色んな社会を見せてくれた。
海を越えて、毎年色んな国も見せてくれた。
世界観、視野を広げようと色んな角度から接してくれた。
迷惑も沢山掛けました。
オーナーのバイクでソアラと正面衝突。
僕は吹っ飛び救急車で病院へ...
バイクは勿論全損。
包帯グルグル巻きで営業に...（自爆自損）
客はドン引き。
何よりもオーナーのバイクを壊してしまった事に罪悪感＆恐怖感を感じ、毎日腸がチギれそうだった。
これまた矢先に...
店の前（勤め先）
オーナーの車でオーナーの車に衝突...。
謝罪をしにオーナーの元へ...（店内、その距離６m程度）
その６m、５秒の間...。
人生初めて死を覚悟した。
あまりの恐怖に頭の中が真っ白になり...（突発性脳障害？）
目が命のプロボクサーさんに、ターバン無しでパーマ液を塗布...。
店内をアラスカ以上に凍り付かせてしまった...（凍死）
新車を購入して一週間。
プロパンガスのトラックに正面衝突、そして全損～の大怪我（店の近所）
朝の出来事だった。
鼻は明後日の方へ向き、太ももの肉が膝上に落ちてしまった。
足、顔面共に血だらけで...。
でもね、それよりも何よりもオーナーに怒られる事が何よりも怖くて...（バク暴）
電話をかけたら以外にも『大丈夫か？』の一言で済み...。
救急車で運ばれたけど...オーナーが...
『昼から予約入ってるから戻ってこいよ～（普通のトーン）って...』
僕は...
『はっ、はい！えっ！はいっ！（汗）』
入院を断り、顔面？全身？包帯グルグル巻きで店へ戻る。
送りは覆面パトカーで。
まともに歩けない。
オーナーに謝罪しに行ったら...
『ダーハッハッハ～酷えな～っ（大爆笑）』
何が可笑しいのだろうと思いつつ...すみませんでしたとビッコで営業へ。
客はドン引きどころの騒ぎじゃない。
自分で起こしたミスと営業は、全くもって関係ない。
いくら杖をつこうが...。
これが社会なんだ！
っと、教えてもらった気がします。
店の目の前でクラウン盗まれて...。
盗難保険がおりるその日に日本橋で見つかっちゃうとか...。
３連ちゃんでチャリを盗まれて...（怒汗）
頭キタからゴミ処理場に捨ててあったチャリをチャッカリ乗ってたら、そのチャリが隣の住人のチャリで...。
警察ザタになったりとか...（苦笑汗）
オーストラリアのパースへ社員旅行に行った際、レンタカー（日産サニー）で砂漠へ（モンキーマイヤー）
日が落ちて、迷子になるところだったり...（笑えない）
まだまだ沢山御座います。
文章に書けない事も。
沢山。
ホントすみませんでした。
当時の同僚、先輩達とも沢山喧嘩しました。
ギクシャクして...。
しかし、店を良くしようと自分達なりに切磋琢磨した思い出。
あと少しで売上を達成出来なかった悔しさ。
『ISAMI』
完全にファミリーだった。
同じ釜の飯を食わせてもらった。
毎日毎日夜ごはんを作ってくれていた順子奥さんが風邪で倒れた際、二本木オーナーが皆の分のカレーうどんを作ってくれた、そして味...。
今でも忘れない。
２５歳になり師匠に退職願の意を伝える。
『ISAMI』では入社時に夢を作文で書くのがシキタリだ。
１９歳の時に書いたその作文内容を、今でもしっかり覚えています。
１、二本木オーナーが２５歳に独立出店したので、自分も２５歳で店を出店する様がんばる。
２、柏神社の側に店をオープンする。
３、個人売上、指名を２３歳で１位になる。
４、一年以内で入客する（カット）
ザッとではありますがこんな感じでした。
皆に迷惑をかけながら、貪欲にトライして...
何とか２００２年１月１５日、CANALをオープン。
２００７年１月１５日には大型店舗にして...。
５０００万円の借金、家賃１５３万円、人件費３００万、スタッフ最大１８名をかかえ取り組んだが思う様には行かなかった。
自分の不甲斐なさに、お客様、スタッフ、両親に互いなる大迷惑をかけてしまった。
もう、全てが狂ってた。
柏の仲間にも散々助けてもらったが...。
意地も続かなくなり。
人生終わったと。
終わったと...。
本気で思った時に。
二本木師匠がCANALに来てくれた。
笑顔でね。
自分の中で察しは付いていた。
仕事が終わってから師匠と呑みに行き、一軒、二軒、三軒目。
一言『山、もうイイよ、良くやったから店閉めなさい！』って。
目に見えない重圧を二年間抱えて来たが。
狂った自分を解いてくれた。
『はい。』っと伝え今日に至ります。
今でも痛感しています。
あの一夜がなかったら、自分はこの世に存在していないって。
心と体はボロボロになり、転職も考えたが。
柏好きだし、好きになれたし。
CANALのお客様、柏の仲間、川口の星ちゃん連中、ROOFのオトンの支えもあって、再び鋏を握れる様になりました。
経営上、損益分岐点を下げる為に何回か移転を繰り返しましたが...。
今の石井ビルが一番お気に入りで御座います！
心の萎縮、罪悪感に襲われて、なかなか川口時代のメンバーにも顔を出す事が出来ず...。
そんな時にOB会のお誘いがあったワケです（涙）
正直、みんなと会うのが怖かった。
どんな顔をすれば良いのかわからなかった。
会場に着き再会を果たす。
ISAMIのメンバーは昔と１mmも変わらずあたたかく迎えてくれました。
何年も何年も抱えて来た心のしこりです。
酒を交わし、少しずつ少しずつ当時と今現在の帳尻を合わせていく。
二軒目...
オーナーの一言で、やはり泣いてしまいました。
『一生に残る、記念すべきISAMI初OB会』
新たな１ページを、また皆で描く事が出来る。
皆が同じ方向を見つめていた。
俺の師匠は凄い人間だと、またまた再確認致しました。
ホントみんな、言葉だけじゃ軽いけど...
ありがとうございます。
そして...。
アホな自分ですが、今後とも宜しくお願い致します。
感謝の気持ちを込めて...
川口『ISAMI』卒業生、CANAL代表の山田隆昭より。
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