¡Buenas tardes! ¿Qué tal el día?
乾燥対策に必死、Canaeです
特に足がかぴかぴ…
先日ハエンのオリーブオイル専門店にて
日本でも有名な、あの
カスティージョ・デ・カネナ
Castillo de Canena
が試飲会を開くということで
Nonoさんと行ってきました
カネナ社と言えば
日本のオリーブオイル好きなら誰でも知ってる
ハエン、いやスペインを代表する
エキストラバージンオリーブオイルメーカー
今や日本のディーン&デルーカやデパートなどでも販売しており
オリーブオイルに詳しくなくても見たことある、という人は多いかと。
あらゆるコンクールで毎年受賞を逃さず
スペインのオリーブオイルを勉強する人は
必ず口にする、しなければならないオイルだとも言えます。
(注:これはカネナ社のPRでもなんでもありません)
試飲会には約10名ほど集まり、
最初30分ほどカネナ社のオーナーが
会社の成り立ちからオイルの製造まで話してくれ、
そのあと品質管理の女性スタッフが
テイスティングを解説してくれました
テイスティングしたのはカネナ社のオイル6種
①アルベキーナ種・ビオディナミコ
一般的にアルベキーナは
辛味の少ない、マイルドな品種と言われていますが
こちら思ったよりもずいぶん辛味が強く
さすがハエン産アルベキーナです。
そしてこれはワインの世界でも今流行りの
ビオディナミ農法で作られたもの。
自然農法の一種で
使用できる農薬が限られているだけでなく
ちょっとスピリチュアルな哲学に基づいて
とっても手間暇かけて作られます。
(面白いので興味ある方はGoogle先生に聞いてみてください!)
手間暇の分、お高いですが
オーガニックにこだわっている方には是非おすすめ
ただ、オーナーも解説していましたが
カネナ社のオイルはすべて
ほぼほぼオーガニックと言えるほど
化学的農薬などはほとんど使ってないとのこと。
その凄まじいフィロソフィーに圧倒されます。
ちなみに私は
オリーブオイルとワインに関しては
"オーガニック" にこだわりはありません
きちんと知識を持って生産者を見れば
認証マークやカテゴリーに頼る必要はない、と
考えているからです。
賛否あると思いますが…
②ロヤル種
こちらは先日私が他社のを買って
少し説明した品種なんですが(前ブログ)
ハエンの希少品種で
やはり栽培が非常に難しいと言っていました。
私がこの試飲会に来た一番の目的は
そう、このロヤル
だって…高いんだもん
試飲するチャーーーンスっ
それでも日本でこれ、かなり売れてるそうです
三越とかデパートでよく見かけるもんな。
でも試飲して納得。
その繊細かつ複雑な香り
日本料理にもマッチしやすいだろうし
オリーブオイルを食べ慣れてない人でも
きっとこれなら嫌がらないと思うから
贈答品としても喜ばれそうなオイル。
これがロヤル、か
甘味が強いからアイスとかフルーツにも
合いそう~
ただ…スペインでもこれはお高いです買えない…
③ピクアル種
こちらカネナ社の定番。
ハエンと言えばピクアルですから
安定の青いバナナや青りんご、トマトのきれいな香り。
ただ今年は去年よりアロマが少し弱い気がする…
もちろんレベルの高さは
言うまでもありませんが
オリーブオイルは農産物。
毎年確実にこのクオリティを出すのは
本当に至難の業だと思います
あと写真を撮り損ねたけど3つ。
④成熟したピクアル種
私は成熟したタイプのオイルが苦手なのですが
彼らのは嫌な感じがせず、びっくり
⑤冷燻オイル
↑とあるHPより拝借これは日本でよーーく見るオイル。
正直オイル自体の香りはありません。
でもこんなにきれいに燻製されたオイル、
他にはないかも!
⑥スパイシー・フレーバードオイル
↑こちらもとあるHPより拝借これは…
スペイン人には辛すぎます
(スペイン人は辛いものが苦手)
以前、オリーブオイルソムリエ仲間と
これ一本でペペロンチーノだね、て
話してました笑
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こんなに試飲させてもらって、
この試飲会なんと、
無料
ありがたや~ありがたや~
ハエンに住んでて良かった笑
オーナーの考えを聞くことができて、
製造の秘訣を聞くことができて、
カスティージョデカネナの
凄さを垣間見れた試飲会でした
今年の収穫時期には搾油所へ見学に行きたいな
オリーブオイル作りの極み、
ここにあり
みなさん本当に美味しいオリーブオイル、
食べてますか?
Hasta luego
Canae