石原慎太郎氏逝去の報道。

個人のことをどうこう書ける立場ではないけど、思い出話をひとつ。

 

都知事就任直後のこと。当時、国交省、地方自治体向けインフラの製品開発に従事していいた僕。

そのひとつに東京都があった。

 

東京都の職員からの突然の呼び出し。要求。

彼らの危機感の表れ。

 

新しい、効果のあるインフラの提案要求。

提案内容について詳細が分かる資料の要求。

その資料をメーカーが説明するのではなく、受け取ったとの職員が都庁内で説明できる資料にすること。

事前レクチャーを受けている余裕はないので、資料一発でまとめたもの。

 

かなり無茶苦茶な要求。顧客からの要望だけに断るわけにはいかない。

その資料が他社に漏れたりしたらどうにもならないから、独自性を出すことは見送って一般論で固めた資料を短期間で作り上げる。

土日返上。

 

相手もかなり真剣。危機感の表れ。

 

そんな思い出が蘇ってきた。