【ゼロからアクセサリーデザイナーになれた理由9 恩師と奇跡の再会！】
りかさん
@joy_lica_1221 のワクワク30億の本からインスパイアされ
私の過去のデザイナーになるまでの過程を今の視点で書いてきたが
自分の人生を振り返り
あまり人と関わって生きてこなかったように感じていたが
いやいや色々な方と出会って
多くの経験をさえてもらえてきたんだなと心底思えて
凄く豊かな感覚が湧いてきた。
さて
私がときめいて選んだアクセサリーデザイナーの道に
最初に導いてくれた女性との再会について今日は書いてみよう！
手芸雑誌の企画でパリに視察に行くことになった時
もしかして彼女に会えるかもしれないという期待があった。
でも一度会っただけで
お店の連絡先住所のみで、よく知らず
編集ツアーの予定もタイトだったので
無理かもなぁと思っていた。
1週間程のパリ滞在の前半
ビジョルカという宝飾の世界的な展示会があり
そこに編集仲間と見に行った時
凄いことがまず起きた！
ランチをしようとしたら現金が無くなり
近くのATMへお金を下ろそうと展示会のある設営テントを
通った時
奥行きのある人ケのないテントに見覚えのあるお姿が目に入った。
黒髪ストレートな小柄なアジア人女性
海外では目に止まる様子なので、すぐに彼女とわかったが
どうやら誰かと打ち合わせの最中だったようだ。
こんな偶然に出会えるなんて奇跡だ！と思ったが
仕事中にいきなりツカツカ入っていく気にはどうしてもなれず
残念だったけどその場を後にした。
その時のことをランチしていた若い編集の男の子に
『そんなチャンス滅多にないのに
何で声掛けなかったんですか？』
といつもおっとりしているタイプなのに
珍しく強くそう言われて
『あーそうだよな！ここはパリ！
こんなタイミング二度と無いかもしれないのに
私何遠慮してんだ！』
しばらく自己嫌悪になり、落ち込んでいたが
また機会が有ればパリに来ればいい！
と言い聞かせ
数日は一旦忘れて、展示会を楽しんでいた。
そして帰国2日前
日曜日だったので、唯一自由な1日だったので
前から行ってみたかった
『クリニャンクール蚤の市』に行くことにした。
同じ作家仲間と2人で地下鉄に乗ったのだが
話し込んでいたせいか
途中から全く電車が動いていないことに気がついた。
これはよくあるストライキだ！
とようやく気付き
通常より倍時間をかけて着いたのは
午後近く。
蚤の市ってだいたい午前中で閉まってしまうから
色々みたかったけど
お目当てのビーズパーツ屋さんにまっしぐらで向かった。
幸いまだ開いていて
2人とも興奮して色々物色していた
その時
✳︎ ✳︎ ✳︎
また
奇跡が
起きた。
向こうから黒髪ストレートの女性と
もう1人の日本人らしき女性がどんどんこちらに歩いてくる。
『わーこれは今度こそは逃さない！これは神様からの御褒美だ！！！！！』
と思うが前に気が付いたら
速攻駆け寄って声をかけていた。
『あの私は以前青山の個展でお会いしたものです。
今仕事でパリにきていて偶然お見かけしたのでご挨拶させて頂きました！』
もの凄い勢いでしゃべったみたいで
ご本人はびっくりしていたみたいだが
（そりゃそうだ）
それでもすぐに何かを察してくれて
お店のポストカードと連絡先を渡されて
ある時間になったら連絡してください。
と言われてその場は終わった。
そして会えただけでも感動したのに
その後の展開がもう予想外過ぎて、驚いた。
電話をした意味も分からず
話していたら
どうも青山の個展の時の資料を調べていたようで
その記録から
私のことを思い出したみたいで
本当はこの後予定があったが
もう日本に帰るタイミングなら
この後是非会ってお話しましょう！
と言ってくれた。
何と言う事だ。
こんな奇跡が起きるなんて夢みたいだ。
あまりの嬉しさで興奮したが
お会いしたのは夜10時。
世界的に有名なカフェでの夜中までの語らい！
この時のご縁から
日本に彼女が帰る度にデザイナーとしてのイズムを
習うことになって行きます。
あーー初めて個展で会った時
アクセサリーを購入して本当に良かった。
まさかあの時の行動がここに繋がるなんて思ってもいなかった。
彼女も
あの行動があったからこそ
色々教えてあげようと思うようになったと
言われていたから。
神様は私に２度目のチャンスを調整してくれたんだ。
ストライキが無かったらきっと会えなかっただろう！
この頃からうっすら
目に見えないものへ意識していくようになっていった。
今日のエピソードはここまで！
次で一旦このシリーズは終えます。
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