なぜ、川の中洲に蔵造り商家があるのか?…旧村山快哉堂と引又河岸跡(Ver.17.7過去記事更新) | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

なぜ、川の中洲に蔵造り商家があるのか?…旧村山快哉堂と引又河岸跡(Ver.17.7過去記事更新)

志木070515

ここは新河岸川と柳瀬川の合流点、、、

■本ブログ内関連記事参照(新河岸川編)

■本ブログ内関連記事参照(柳瀬川編)

いろは親水公園にて本ブログ管理者2017.7.8撮影

 

志木070517

旧「村山快哉堂」外観

(本ブログ管理者2007.05.17撮影)

 

 

旧「村山快哉堂(むらやまかいさいどう)」

 

埼玉県志木市中心市街地に復元された伝統的建造物である。

現所在地/埼玉県志木市中宗岡5-7040-2

         (志木市役所向い「いろは親水公園」内)

旧所在地/埼玉県志木市本町3丁目地内

         (現・川口信用金庫付近)

建築年代/明治10(1877)年11月

建築構造/木造2階建て(店蔵造り)

建築規模/建築面積77.55㎡(延床面積63.68㎡)

【概説】

旧村山快哉堂は、

明治10年に建築された木造2階建て土蔵造りの店蔵で、

本町通り(旧引又宿)に面して屋敷を構え、

「中風根切薬」「分利膏」「正齋湯」などの

各種家庭薬を製造・販売したかつての豪商であり、

村山家は創業以来、

平成5(1993)年まで7代にわたって薬屋業を営んできた。

平成6年に村山家が建物を取り壊すことになったため、

志木市教育委員会では所有者から寄贈を受け、

平成7(1995)年に解体後、

4年の保存期間を経て、

市役所前の「いろは親水公園(中州ゾーン)」に、

約2年間の歳月と、

8000万円を超える工費をかけて、移築移転したものである。

建築当初は、

白漆喰の壁であったが、

明治後期ごろに、

漆喰に肌理の細かい墨汁の「墨」を混ぜて壁の強度を上げ、

中身の大切な商品を厳重に守る為に黒漆喰仕上げに改修されているのが特徴である。

建造物としては、

①店蔵が「座売り形式」の商形態を残している点

②1階部分の中央に吹き抜けが有る点

③「鉢巻」が2段構成である点

④ムシコ窓・開口部枠回りなどに、近傍著名(店蔵系)観光都市である埼玉県川越市において現存する店蔵とは異なる特異の建築意匠構成がみられる

・・・・・・・

っと、いう点において、貴重な文化財として認識されている。

 

(志木市教育委員会提供の資料より抜粋引用)

 

 


志木070657

建物入口中央に「吹き抜け」を有する特異な建築形態

     (店蔵内部=本ブログ管理者自ら撮影)

     :

  宿場町に併設する「河岸」に荷(=商品)が到着すると、

  この「吹き抜け」を利用して

  2階へ荷を揚げて保管したのだそうな。。。

 

 


志木070655

かつて豪商だった面影が残る

店蔵内部に掲げられた「純金」を使用!した看板

     (本ブログ管理者自ら撮影)

 

 

 

*「引又河岸」と、併設する「引又宿」*

 

 

 

新河岸川と柳瀬川の合流点近くは、
地理的に水運の要衝地であったことから、集散する物資の量で群を抜いていたという。
また、所沢、八王子、青梅、なかには甲州からも荷が運ばれたという。
江戸からここに運送されたものは主に肥料、鮮魚、塩、逆にここから江戸に運送されたものは雑穀、木材、醤油などであった。

また、

河岸場には引又宿が併設され、

江戸時代の寛文年間(1661~73)頃から、六歳市(3・8のつく日に市が立つ)が開かれたという。
この宿場は、河岸場を併設していたので、物資の流通拠点として隆盛し、街道の両脇には米屋、肥料屋、呉服物が立ち並び、発展したそうな。。。

■本ブログ内関連記事  参照
 


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写真:旧引又河岸跡付近

(本ブログ管理者2007.05.10撮影)


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写真:旧引又河岸跡付近

(本ブログ管理者2012.12.24撮影)

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旧引又宿=現在の志木市本町付近

(本ブログ管理者2007.05.24撮影)
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写真:

「いろは樋のポケットパーク」内にある

゛引又河岸”&゛引又宿”の模型

     :
    ■本ブログ内関連記事参照



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写真:旧引又宿=現在の志木市本町付近

(本ブログ管理者2007.05.24撮影)
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直上写真の町家を2013年夏に本ブログ管理者撮り直し♪
(この家は庭も広い!…まるで公園みたい!!!)