酒を止めて半年が経った
この記念の日
去年9月の末に禁酒を始めて
あっという間に6ヶ月
この半年間の思いを書き綴る
コロナで
家飲みで
黙って飲む
コロナでなくても
黙って家飲み
それがずっと続いてきた
酔う為に飲み
話さない
喋らなくても
色々考えながら
習慣で飲む
旨かろうが不味かろうが
とにかく一日の締めくくりで
ビールを飲む
アル中かなと思い出したのは
明らかに酒中心の生活になってきて
何かにつけ飲んでるなと思った時
飲み始める時間が夕方3時とか
少しづつ早まってきて
これは良くない と思いつつも
修正が難しいと感じた時
減らそうとか
休肝日を作ろうと頑張っても
出来なくなっていると
気付いた時
これはマズイ方向に向かってる
そう思っても動けない
いつかいつかと思う内に
月日が過ぎて
一歩一歩アル中へ
進んでいる
よく手が震えると言うが
それまでは全く気付く事がなくて
ある時、ペンキ塗りをしていて
細筆で細かい所を塗っている時
どうしても動く
1ミリより小さくずれる
手を止めることが出来ず
揺れていることに気が付き
禁断症状で震えると言うことが
初めて分かった
それも飲まなくなって随分経った頃だった
買い物であれやこれや
必ず忘れる物があっても
酒だけは忘れない
一定量はストックしていて
冷蔵庫の中には
専用の冷やす場所がある
ビールが沢山あることは
幸せなことだった
それが突如として
飲まなくなるというのは
自発的とは言え
大変な大転換だった
すぐに頭部に変化が起こる
今まで脳萎縮だったのが
ふやけて膨張するのだろうか?
頭が重い
しばらく違和感が出る
頭痛も何回か起こる
睡眠が変わる
眠れるようになり
目覚めも良い
夢の見え方がガラッと変わる
ハッキリとした映像の夢になり
昔に見た夢が再来することもあった
何よりも困らなくなった
飲んでいる時には
いつも困った困ったと
日常的に思っていた
何に困っているのかも
良く分かっていない状態で
困ったなぁ と思って
ビール飲んで
気が済んで
寝る
夜中に目が覚める
寝れない
疲れる
毎日の活動が上手く行かない
困ったなぁ と思う
その繰り返し
ゼロか百か
二つに一つ
どっちかだなとは覚悟していた
飲むか飲まないかだ
その中間は無い
こういう私のような
アル中予備軍にとっては
酒が無いという事は
どれ程の恐怖であるか
私は自発的に止めようと思い
とにかく実行して
半年間は我慢出来た
さぁ、新年度になろうとしている
これからどうするか
もちろんこのまま止め続けたい
でも頭の片隅で
アルコールが待っている
死ぬまで
死ぬほど飲むことが
最高に幸せな事なのですよと
その考えは消えていない
消える訳が無い
思う存分に飲んで仕事もして
愉快で酔っぱらった記憶が残っている
あの頃のような
あんな酒の飲み方は
出来る歳では無くなったのは
理解しているのだが
頭が覚えている
これからは頭の中で次々と
湧き上がる飲酒欲求を
どう封じ込めるか
こうして酒のテーマで記事を書いていても
飲んでいる頃の素晴らしい思い出が…
あぁ… 存分に ビールを…
この辺で封じ込めたい。