ユンボの座席が壊れ
水が染み
交換しようと思って
座席を取り外した
座席が付いていた所は錆び錆びで
ものすごいんだけど
まずはそこから手を入れた
サンドペーパーとかでは
やる気が出ないので
ネジネジワイヤーの
グラインダーでやることにした
かなり強力に落とせるけれど
遠心力で ちぎれたワイヤーが
太ももに刺さるのには参った
このくらいにはなる
でも錆びは残ってるから
この上に塗っても
いつかはまた錆びるであろう
そんなことを言っていても
作業は進まない
シャーシブラックを塗る
色々なタイプが売られているが
刷毛塗りの油性タイプを塗っておいた。
そこから座席を取り付け
スイッチが入り
ユンボ全体をワイヤーブラシで擦りまくり
全塗装へと向かった
あまりにも見た目がよろしくないユンボ
いつか塗ろうと思いつつ
いつ塗るんだ
今でしょ となった
古い塗装を出来るだけグラインダーで削る
出来るだけしか
出来ません
グリスの固着している所
ワイヤーブラシで擦り
パーツクリーナーで溶かし
柔らかくして擦り
拭き取りを繰り返し
きれいにして塗る
一度塗り
二度塗り
三度塗り
塗り重ねて行く
何日もかけて
天気を見て
塗って行く
操作レバー
ペダルを何色にしようかなんて
考えながら塗るのは楽しい
しかしながら大半が辛い作業
脚立に乗ったり
苦しい姿勢だったり
ペンキ塗りに必要なものは
「 根気 」だ
時間が掛かる
こればっかりやってる訳じゃないけど
何か月掛かってんだか
色も一発で決まった訳では無く
塗ってみて決めていった
ミリタリー色の中でも
ジャーマングレーという一番好きな色があって
これは昔のドイツ軍の軍服の色
でもって探してみたけれど
見つからないので
近いものになってしまった。
今回のウクライナの件とは
全く関係なく
それよりも前からペンキを買って
作業をしている
なんで塗装すると
こうも変わるのだろうか
きれいに見える
中身は同じなのに。
着飾ったり化粧したり
中身は変わらない人間
人の中身は骸骨だと
若いころはよく思っていたが
最近は脳みそだと思うようになった。
それぞれどんな脳を持ってるか
脳が何を求めているか
他と共鳴しあい
肉体を操って
化粧を壊す
大事なのは中身なんだが
化粧を壊しているうちに
中身まで破壊してしまう
気に入らない化粧
消してしまおうと
スイッチを押した時には
ボロ錆びユンボも消えてしまう