【OG】某インフラ会社 佐藤さん
【日時】1月18日 18:30~22:00   
【レポーター】齋藤恵未

【入社した理由】

“女性が長く働ける”“女性が一人でも生きていける”という軸から今の会社に就職を決めました。今から7年前に女の子を出産しました。3歳まで育児休暇をとれる制度が弊社にはありますが、私は半年で復帰しフルタイムで働き始めました。“軽めの仕事”ではなく、仕事も楽しみながらやりたかったというのが理由で す。

【仕事と育児の両立はどのように行っていますか】

仕事も育児も楽しみたい!という強い思いがあります。旦那は働くことに理解は示していましたが、子育てはあまり協力的ではありませんでした。しかし、アメリカに留学中アメリカナイズされてからは、帰国後子育てに積極的になりました。(笑)

子供といると嫌なことを忘れられます。だから子育てこそがストレス発散になっていますね。“豊かさ”とは人それぞれ違うものですが、私は子育てから豊かさを得られています。

【育児と仕事の両立で犠牲にしてしまっているものはありますか】

趣味をする時間がないことですね。しかし、今は子育てが趣味です。

【就職活動生が今何を考えておくべきですか】

“自 分がどう働いていたいのか”を考えておくべきだと思います。福利厚生として育児休暇を設けている企業はほとんどですが、それが実際に使われている制度かどうかをきちんと見定めるべきです。その分、弊社では制度がしっかりしています。しかし、制度に女性が甘えてしまっているという現状があります。だからこ そ、ダイバーシティー推進室をつくり、面白い仕事は男性だけがするのではなく女性も活躍できる会社を目指しています。

【就職活動の際どのような点で学生をみていますか】

面接では学生が用意していないような質問に対しどのように対応するのかを見ています。取り繕っていると面接官は見抜きます。“素直さ”が大切ですね。ま た、“なんでもやります!”という学生ではなく、“この会社の○○が良いと思っていて、将来私自身○○したい!”という意欲的な学生を求めています。

【佐藤さんにとって働くとは】

“多くの出会いや成長”を得られるということですね。自分のポジションが上がると大きな仕事ができると共に、よりたくさんの人との出会いがあります。これは本気で働かなければ得られないことです。

【これからのキャリアについて】

どこの部署にいっても求められる人材、“期待にこたえられるような人間”でありたいと考えます。また、私生活と仕事を両立してもらえるような支援、弊社が 成長していくためにも優秀な人を採り育てられるようになりたいです。人を育てることは、つまり、自分自身の成長にもつながりますから。

【レポーターの感想】

お仕事が終わった後、わざわざ渋谷から新橋まで来て、たくさんの質問に対し丁寧に答えてくださった佐藤さん。最初は大人の女性でどのようにお話したらいい のかなと少し緊張していた私たちですが、お話がとにかく面白く笑いっぱなしでした。これからの“会社”を考え、“人”をどう育てていくかというお話をして くれていた佐藤さんは、“一児の母”というよりは東京電力のこれからを真剣に考える輝く女性にみえました。女性は結婚、出産、育児など女性ならではの悩み を抱えていくことになります。しかし、佐藤さんのお話を聞いた後、子育ても仕事も全力でする女性ほど輝いて見える人はいないなと改めて感じました。本当に ありがとうございました。