OG:割田さん
OB:吉田さん

レポーター:田川あさみ

日時:2007年7月11日午後

【割田さんの就職活動について】
大 学2年生の時にハワイで起業をし、企業家としての活動に奔走した後、大学3年生の秋頃から就職活動を始めました。当初はIT業界に特別に興味があったわけ ではなく、外資系に絞っていたわけでもありませんでした。とにかく面白そうと思った会社を受けていたため、IT業界以外にも商社やコンサル、一部メーカー なども受けていました。最終的にマイクロソフトに決めた理由は、自分が自然体でいられる会社だからです。マイクロソフトで働く人々、皆が良い意味で個性的 で、自立的に働いているところが魅力です。
就職活動をする学生にとって重要なことは、やりたいことを明確に言えるようにしておくことでしょう。そ れは間違っていても良いので、常に問題意識を持ち、自分の意見をまとめておくことは非常に大切です。また、仕事内容だけにこだわらず、そこで働く人や全体 的な雰囲気なども会社選びのポイントとして重要かと思います。

【割田さんのお仕事について】
現在、入社5年目で、最初に配属され た部署は財務でした。本当は営業をやりたかったので、当時は会社を辞めたいとまで思いました。しかし、周りの人に後押しされ「業務内容をよく知っているわ けでもないし、本当に財務の仕事がイヤかどうかわからない」と考え直し、会社に残ることにしました。結局、財務の仕事を始めてみると、会社の基盤となる キャッシュフローを知ることができ、非常に面白みを感じるようになりました。そして、現在は経営企画の仕事に携わっており、財務業務の経験を生かして、 マーケティング費用など、数字ベースでの提案をしています。
長いスパンで見た時、将来的には時間に縛られずに稼げるような仕事に就ければ良いですね。今はそのためのスキルを身につける時期です。


【吉田さんの就職活動について】
○○ 業界などの既成の枠にとらわれず、金融やコンサル、メーカーに公務員など、興味を持ったところは全て受けていました。就職活動は「結局は相性」みたいなと ころも確かにあります。外から見るだけでなく、面接を受けて初めて感じることもあるでしょう。是非、そういう自分の感覚や思いを尊重してあげてください。

【吉田さんのお仕事について】
現在、割田さんと同期の入社5年目です。法人のお客様を相手に営業の仕事をしています。社内にOFFICEを導入してもらえるように、企業内システムに対する営業です。また、ソリューションの開発、つまり営業のネタ作りもやっています。
就 職活動をする学生に対して言えることは、常に「自分が起業するならどうするか」という意識を持つことです。新卒であるということは、多少わからなかったと しても許されるということです。その利点を充分に生かし、自分なりのビジネスを考えましょう。結果的に起業する、しないは関係ありません。自分ならばどん なビジネスをどのようにしていくかを常に考えておくと良いでしょう。


【レポーターの感想】
今回のOG・OB訪問は夜にお 酒を交わしつつ3時間にわたって行われましたが、割田さんと吉田さんの朗らかなお人柄にスッカリひきこまれてしまいました。お仕事帰りにも関わらず、お二 人とも始終楽しげで、ざっくばらんとお話していただきました。服装もとてもカジュアルで、最後には花火大会にまで誘っていただき、誠に勝手ながら、マイク ロソフトに対して非常に親しみを覚えました。(もちろん、吉田さんは営業に行くときはスーツに着替えるそうです。)
近年では、就職活動自体が画一 化され、学生は選考の枠組みにはまりがちになりますが、お二人のお話を通して、改めて自分の感覚や興味の方向を大事にしようと思いました。学生の時は何を 知っているわけでもありません。知らないからこそ、これから飛び込むビジネスの世界で、自分は何がしたいのか、自分なりの意見を持つことが大切ですね。
割田さん、吉田さん、貴重なお時間とお話をありがとうございました。