E-bikeネタが続きます。

 

先日納車されましたE-bike VOTANI F3のレビューです。

自社の事業でE-bikeレンタサイクルもやっておりましてBesvのPSA1を8台所有しています。同じメーカーの同じミニベロタイプのE-bike。よく似たモデルですがコンセプトの違いがはっきりしているのでそのあたりの部分を個人的意見として記しておきたいと思います。

もし、もし、Besvの購入を検討されている方がいらっしゃれば少なからずご参考になれば幸いです。

ざっと諸元については下記のとおりとなっています。

■Besv PSA1

価格 238,000円税込

フレーム アルミニウム

重量 19.6㎏

フロントサスペンション

リアサスペンション

アシストモード 3アシスト+スマートモード 

モーター リア

変速 7段

バッテリー 36V×10.5Ah

走行可能距離 90km(エコ)74km(ノーマル) 60km(パワー)

 

■VOTANI F3(折りたたみ仕様)

価格 208,000円税込

フレーム アルミニウム

重量 20.8㎏

フロントリジッド

リアリジッド

変速 内装3段

アシストモード 3アシスト+オートモード

モーター フロント

バッテリー 36V×7.0Ah

走行可能距離 72km(エコ)48km(ノーマル)36km(パワー

 

共通しているのは20インチの小径タイヤであることくらい。BesvにはPSF1というPSA1の折りたたみモデルがございますが価格が298,000円税込とF3に比べて約10万円ほど高くなり懐に余裕がないかぎりは比較検討にならないかもしれません。

 

PSA1、F3ともに漕ぎ出しの加速力はBesvならでは。

他社のアシストの味付けとは一線を画す設定になっていて好印象。

これぞE-bikeという感じの誰かに押されてるような加速が楽しめます。

とくにPSA1はスマートモード、F3はオートモードに入れておけばペダルの負荷を検知してアシストを自動で加減してくれて電費も抑えてくれるいわばオートマモード。

アシストの切り替えが必要がなくバイクまかせで快適にライドできます。

 

加速の違いとしてはPSA1はリアモーターなので後ろから誰かに背中を押される感じ、F3はフロントモーターで前から誰かがロープで引っ張ってくれるような感じがします。

走り出しはF3の方がモーターパワーを感じる味付けになっており、急勾配な坂道で漕ぎ出すとフロンタイヤが空回りするくらいのパワーがあります。

モーター音についてはF3がフロントモーターなので結構うるさい。逆に今どれくらい仕事をしているのかわかりやすい。

 

バッテリーはPSA1の方が大きく航続距離も長いので距離を走る方はPSA1を選んでおいた方が無難。日常づかいと長距離を走らなければF3の方が折りたためてシティサイクル的要素を多く含んでおり使い勝手はいいです。

 

ライディング姿勢は両車とも似ていますが、F3はショートステムに変更しているのとサドルのクッション性が高くF3の方がPSA1より疲れにくい。

PSA1には前後サスペンションが付いていますがフワフワしていて過度の期待は禁物、アップライトな乗車姿勢でお尻が痛くなりがち。私はいつまでたっても慣れないです。

 

見た目のデザインや目立ち度は圧倒的にPSA1です。E−bikeらしい斬新なフレームは発売されてだいぶん経ちますが今でも声をかけられることは多い。これも所有欲を満たしてくれる要因になるのではないでしょうか。

 

変速機についてはF3が内装3段しかなく不安でしたが1速、2速の使用範囲が思いの外広く逆に3速はハイギアードで使う頻度は少ない。対してPSA1は7速あり走行状況に応じたペダリングが可能。

 

それぞれのおすすめタイプとしては通勤、買い物メインでたまに車にのっけてサイクリングって人にはF3がおすすめ。デザイン重視で距離をそこそこ走ってちょっとした未舗装路も走ってみたい人にはPSA1がおすすめかと思います。

いずれにせよBesvの漕ぎだしは強烈アシストが特徴、他社とは全然違うので一度乗ってもらったらその良さがわかります。価格やバッテリーの大きさだけで選ぶと後悔する場合がありますので皆さん是非Besvを体験してみてください。

 

最後にF3のセンターバスケットが使いにくいと聞かされてましたがこんな風にウェストバッグが縦に入ってベルトをステムとフレームに括り付ければすっごい便利です。自転車から降りたらそのままウェストバッグになりますし。

要は工夫すればいいんです。これは今までにないデザインのバスケットで秀逸かと思います。

次回はBesvのEクロスバイク『JF1』と『F3』の比較をご紹介したいと思います。

 

ではでは。