最近、日本発上陸の中華製キャンピングトレーラー『PANDA』シリーズの動画を片っ端から観ています。感想としてはなかなかいいじゃんって感じ。
エメロードより広くて、エメロードより安くて、エメロードよりおしゃれなら買い替えの候補になってもおかしくない。
でも実車見てないのでどんなだかわからん。深堀りするには現物見ないとわかりませんしね。
私の場合、今すぐ買い替えは現実的に無理ではあるものの近い将来の可能性を探る意味でパンダシリーズの仕様を浅掘りしてみることにした。
で、取り扱いショップの『C-LIFE』さんに直接電話でいろいろと聞いてみたのでご興味ある方はご覧ください。
■家電製品について
中国仕様のためすべて中国製が搭載されている。エアコン、IHなどすべて原産国の200V仕様。エアコンが故障した場合、国産の家庭用エアコンへの付け替えは不可能じゃないがややこしくなりそうです。IHも使わずにカセットコンロ置く方がいんじゃね?
■サブバッテリーについて
標準搭載は105Aの鉛バッテリー×2個。IHやエアコンを運用したらすぐに上がってしまうため、リチウムに交換(オプション40万円)するか外部電源が必須です。
■200V昇圧トランスについて
上記家電類がすべて200V仕様なので外部給電100Vはトランスで200Vへ昇圧される。
標準で搭載される3000Wインバーターってのはこの昇圧のことなのか。
電力損失を加味するとIHとエアコン同時稼働は容量不足になるのでは・・・
■ソーラーパネルについて
ソーラーパネルも標準で搭載。一番小さなモデルが200W、中型と大型サイズは600Wが搭載される。
■FFヒーター・温水ヒーターについて
ガスではなくすべて軽油のディーゼルタイプ。灯油ではない。温水ヒーターの貯湯量は16リットルと大きい。エメロードはたったの6リットル。温水シャワーはエメロードだと一人使うと二人目は連続で温水が使えないので大容量はありがたい。
■ルーフベンチレーションについて
メインとトイレの2箇所にルーフベントが標準でついている。ファンもついているがMAXファンほどのパワーを期待してはいけないとのこと。
■断熱素材について
エメロードは床、天井、壁すべてにポリエチレンフォームが使われてますがPANDAシリーズは壁のみ使用。冬場の床が冷えるんじゃないだろうか。
■ヒッチボールカプラーについて
動画で観る限りはスタビなしのカプラーになっているのでオプションでスタビ付きのカプラーへ変更できるのか聞いたみたが設定はないようです。
あとから自分で付け替えになると純正品が余るのでもったいないし、結構なお値段しそう。
■オプションのサイドオーニングについて
オプション設定でサイドオーニングもあるがFIAMMA製じゃなく中華製。
品質的には問題ないらしい。
■本体以外の諸費用について
車両本体以外に30-40万円くらいの登録他諸費用が掛かるとのこと。
■納期について
カラーは6色から選べるのは素晴らしいと思う。今までになかったですから。
発注後3か月くらいで納車になるようです。EUブランドは平気で1年待ちとかいいますからね。
■展示会について
近畿エリア、中部エリアでの展示会の予定は今のところないとのこと。
なかなか実車みれそうにないのが残念です。
■総括
電力量についてはヘッド車がPHEVであれば15Aまでが使い放題なのであまり気にしなくてもいいかもですが中華製200V家電のオンパレードはちょっと不安を抱かざるを得ないかなって感じです。日本に輸出するなら100V仕様にしてほしかったです。
エメロード406の新車価格と比べた場合、PANDAトレーラーではオプション装備が標準で付いてくることを考えるとかなりコスパが高い。キャンピングトレーラーの価格が値上がりしておりおいそれと買い替えができない昨今、すべてのグレードが300万円台から買えるってスーパーお買い得。とにかく安くキャンピングトレーラーを買いたいという方にはおすすめです。
いずれにしましても上陸間もないのでレビューがまったくなくショップからは良い話しか出てきません。もう少し時間が経てばユーザーレビューが出てくるでしょうしそれ待ちでしょうか。
現時点では情報が少なく『買い』なトレーラーとはまだ断言できかねるかな。
以上ご参考になれば。