Sierra Designs Lookout CD |  キャンプ用品・資料倉庫からのつぶやき

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   旅が好きです。旅の手段、目的、楽しみなどに関わる諸々に興味を持ってきました。
   ここではキャンプ道具という枠で投稿するつもりですが、脱線話もお許しください。(^^)
仕事部屋、兼倉庫からのつぶやきです。

今年、データ収集のために張ったテントがけっこうな数で、溜まる一方となっています。
忘れないうちに・・・・けっこう忘れてきてるのですが・・・・記事にしていきたいと思います。

今回はシエラデザインつながりで・・・・・・Lookoutを・・・・・


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90年代末のフライのカラーリングは黄×青でした。初期モデル(90~95年)も黄×青です。
96年 Lookout CDとしてマイナーチェンジしたモデルのフライは青一色でした。

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ロゴも90年代末以降に使われているタイプです。

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魚座型を描く2本のポールにさらに1本交差させて、合計4点交差させる強風に強いポール回しですね。
このモデル以前はポールの色は紫ではなく金色でした。


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近年ではなかなかイーストン社製のポールを採用しているテントとは縁がありません。

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中国製です。できれば90年代初期~中期のLookoutの製造国を確認したいものです。
予想としては韓国製なのではないかと思うのですが・・・・・




ここではシエラデザインは4張り目です。
以前、マーティン・ゼメティス氏について少し記事にしました。
シエラデザイン時代、ゼメティス氏が設計したテントの中にLookoutが入っています。(
枻出版社 PEAKS 2012年5月号P.60テント設計者レジェンド伝より)

Lookoutが日本で発売されたのは90年頃になります。フライのカラーが黄×青ですが、当方のモデルの青よりやや薄い青色だったようです。
96年Lookout CDとしてマイナーチェンジが行なわれ、フライは青一色となりました。当時の雑誌では「従来のルックアウトの生地カッティングや構造をコンピュータによって改良。それにより以前のフロア面積のまま内部空間を広げ居住性を高めることに成功した。※」とあります。ポールはマイナーチェンジ前と同様金色でした。
そして当モデルはそれまでのロゴタグとは違う現行のロゴを使用し、フライのカラーは初期モデルに回帰したもののポールは紫という仕様で1999年頃販売されました。
この製品は、日本での輸入代理店が大倉スポーツからARPジャパンに変わってからの製品と推察しています。

※小学館 Be-pal スーパーカタログ1996p.32より抜粋

シエラデザインの代表的な製品、マウンテンパーカーはその歴史が60年代まで遡るのでその年代を特定するためにシエラデザインのロゴの変歴を利用しています。
しかしテントの場合、マンパのロゴと必ずしも一致していないように思いますし、マンパほど長い期間ではないのでテント独自で年代特定の鍵を探してみました。
販売期間が長いモデルは製造年代によって仕様が違うこともあるので、年代を特定する鍵を知っておきたいと常々思っています。

シエラデザインのテントはインナーテントが吊り下げ式ではありますが、ダンロップより伸縮性がある生地を使っていること、そしてイーストン社製のジュラルミンポールを存分に取り回している、その張り姿の美しさに目を奪われます。
しかし、90年代のアメリカブランドの多くと同様、加水分解が顕著で現在でも良好な状態の幕には中々出会えないでいます。





  • こんな幕があったんですね。フレームワークスと配色が好みです。
    手に入れたい幕です。 
     
    2018/11/21(水) 午後 11:02
     
  • 顔アイコン
    全く同じポールの取り回しでNightWatchというモデルもありました。いえ今もあるのですが、現行モデルはかなり違うので・・・
    Lookoutとの違いはサイズ(Lookout=3人用/NightWatch=2人用)です。
    NightWatchもありますので、何れ記事にしたいと思います。 
    [ キャンセカ ]
     
    2018/11/22(木) 午後 6:39