2263ビヨンと同様、ブルノというペットネームがついています。バルブ基部が青色のアルミ製ですからブルーという意味かな?と思っていたら、ビヨンと同様、男の子に多い名前のようです。
このモデル、2263とほぼ同じ時期に販売されていましたが、カタログ掲載期間は2263より短かったですね。
2263と同じバーナーヘッドを持っていますからどのような住み分けで販売されたのか、当時(1995年)のカタログ説明から抜粋させていただきますと
「折りたたみ式のX字五徳を採用することで、2243の持つ高い耐風性と、2263バーナーの小型軽量という特徴を同時に実現したバーナーです。」
2243と2263のいいとこ取りのバーナーということですね。(^^)
スペックを比較すると
【2243】出力:3000~3600kcal/h 重量:285g(本体)
【2263】出力:2400kcal/h 重量:180g(本体)
【2253】出力:2640kcal/h 重量:192g(本体)
なんとなく微妙な気がするのは私だけでしょうか?
多分、販売期間が短いためレアなモデルだとは思いますが、本当に良い燃焼器具は永く売れ続けていますからそのような意味でも微妙なモデルだったのではと感じます。(次回紹介のモデルで微妙だった理由が増えます。)
JIAの認証は93年2月、この当時赤いプラスチックケース入りはPA、青いソフトケース入りはSA(Aはオート:点火装置付き)と各モデル番号の後につきました。
このモデルは正式にはIP-2253SAとなります。
バーナーヘッドが同様であることがわかりますでしょうか?
その他、バルブのつまみ、点火装置もほぼ同じで兄弟モデルであると言っていいでしょう。
しかし2253は1995年のカタログで姿を消します。
次回は1996年に発売された2253の後継機種と思われるモデルを紹介します。