震度7という体験 | 思いつき覚え書き日記

震度7という体験

立川防災館に行ってきた。

地震・火災・消火・救急の体験ができる施設で、
すべて回ると(空いていれば)だいたい2時間ちょっと。
3時間あれば、帰りに防災グッズ販売コーナーで買い物もできるだろう。

いちばん印象に残ったのは、
過去のデータを元に、
関東大震災や阪神・淡路大震災の揺れを体験できるコーナーである。
震度7を体験した人の話は、
読んだり聞いたりしたことがあったが、
実際の揺れは想像を超えた怖さだった。

「じゃあこれから始めますよ」
とインストラクターの人が言ってくれて、
心の準備をしていてさえ、あの怖さである。
何の前触れもなく、あんな揺れが襲ってきたら、
どんなに恐ろしいだろうかと思う。

はっきりいって人生観が変わった。
というか、生活習慣が一変した。

“そのうち”買おうと思っていた
手回し発電式携帯ラジオやアルミのブランケットなどは、
立川防災館の売店で即買いした。

関東で大地震が起こったら、
東京都で371万人発生すると言われている
「帰宅困難者」になった時のために、
職場から自宅まで歩いて帰れるルートを
“そのうち”チェックしておこうと思ってはいたが、
立川防災館の帰りには、該当エリアの地図を書店で即買いした。

ほかにも、
初めて入るお店では、
火事に巻き込まれた時のために、
2ヶ所以上の非常口サインをチェックするようになった。

まあどんなに準備していても、
死ぬ時は死ぬんだろうけど。
「あれをやっておけば死なずに(あるいは大けがせずに)済んだのに」
とだけは思わないようにしたい。

立川以外にも、池袋と本所に同様の施設があるようなので、
大きな地震や火事の経験のない人は、
ぜひ一度体験されることをおすすめします。