「マンガ嫌韓流」を読んで
朴信浩(映画「かん天な人」監督)

一昨年大ヒットとなり、「嫌韓」というムーブメントを確立させた「マンガ嫌韓流」を遅まきながら読んでみました。まず感じたことは、作者山野車輪さんが、日韓関係をさまざまな角度から、深く、冷静に分析してマンガにしている点です。右翼的、あるいは韓国を卑下していると揶揄されている山野さん独特の考え方やマンガでの表現方法を差し引いても、日韓の21世紀の新たな共生を正しく導くのに何が必要かを、本当にこと細かく描いていると思います。自分的 にも、韓国人をよくここまで見ていると、感心し、驚くことしきりです。
1巻だけでも、どこから感想をいっていいのか迷うくらい膨大な情報が盛り込まれいます。ひとつひとつに対し、自分としてのコメントを申し上げたいとは思うのですが、難しくかつ微妙な政治的な話も多く、そういうことに即座にコ メントはするのは苦手なので(もちろん内容についてはよく理解しています)、今回は控えさせていただきます。しかし、その中で目から鱗が落ちる思いをしたある用語の解説についてはぜひこの場で申し上げたいと思います。
それは文中でたびたび登場する火病(ファビョン)という病気についての解説です。思わず膝を叩いてしまうほど納得できてしまいました。「マンガ嫌韓流」の中で語られていたように、韓国人は何かあると異様に興奮するという習性を持っています。少しでも立場が上の国や目上の人間が相手の場合、恐ろしいくらいにペコペコし、腰巾着になり、虚勢や見栄を張り、自分を卑下しまくるというありがたくない特性を発揮します。(「マンガ嫌韓流」P35~36参照)
これがいいことに興奮し、エネルギーがいい方向に向かい、情熱や正義感を駆り立てるということであれば問題ないのですが、どうも韓国人の場合は質が悪いようで、上の立場にいる者が、下の者を平気で裏切り、体制には虚勢を張り、へつらうという方向にしかいきません。まさに馬鹿野郎どもの典型的な病気といわれても当然です。もちろん日本や他の国にもそんな人間は、必ずいると思いますが、未だにこんなどうしようもない習癖が、しっかりと根付いているのは朝鮮半島だけではないかと思ってしまいます。そのいい例の数々を、北朝鮮が親切にも国を挙げて教えてくれています。
そしてハングル(諺文:한글)だけを用いることで、漢字をなくし、漢字の識字率を低下させ、中国の属国であった、まだ朝鮮が漢字を使っていた時代の歴史を、できる限り理解できないように仕向けることは、まさにこの火病のなせる技であり、現代のヤンバン(両班:양반)ともいえる、韓国、北朝鮮のエリート層たちが考えそうなことだと思います。(第6話ハングルと韓国人、参照)
朝鮮半島は、周知のごとく儒教文化の中にあります。文化自体を否定はしませんが、時代はすでに21世紀です。火病を起こすエネルギーがあるならば、その向かう先を変え、お互いを案じ、助け合い、弱い立場の人間を救うための情熱や正義感を煽る「逆切れ」「激高」に変わって欲しいと切に願う次第です。
最後に、「マンガ嫌韓流」に感じたことは、それを裏付ける事実を検証しながら、まとめたもので、決して自分の予断や憶測にだけ基づいて書いているものではないことをご留意いただければ幸いです。


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