朝鮮学校問題
■さらに以下のムービーを見る前に知っておいてほしいこと
在日朝鮮人は日本の学校に通うことも、もちろんできます。
朝鮮学校は文部省や都道府県の監督を拒否しています。このため日常どのような教育が行われているのか、どのような教科書が使用されているのか、明らかになっていません。
移民の多いオーストラリアの場合、国の定めるカリキュラムに従わなければ民族学校は認可されません。
朝鮮学校は担保として破綻寸前の朝銀などに数十億、数百億円単位で提供され、不良債権と化しています。

在日朝鮮(北朝鮮)人チョウ・チョルソン君は、外国人登録書の問題もあるが、自分たちの中で一番大きな問題は朝鮮学校の扱いだと言う。自分は日本の学校に通ったと前置きした上で、朝鮮学校の処遇に関して日本がそれを学校として認めない、在日は同じ税金を払っているにもかかわらず、と不満をさらけ出した。歴史の見解は(日本と朝鮮では)違うが、日本が定める国語と数学の授業時間は満たしているのに、朝鮮学校には国から援助金が出ない。だから学費が高い。また大学受験に関しても、朝鮮奨学会から推薦状が出てやっと受験できる、そのため夜間に日本の学校に通い高校資格を取って受験することになる、結果肩身が狭くなって自殺まで考える人とかが先輩にもいたと結んだ。

 もう言ってることがめちゃくちゃです。こんな論調であっても、スタジオでは「朝鮮学校は学校として認められない」という発言に対し、「えぇ?」というそんなバカなとでも言いたげな相槌が入ります。

 朝鮮学校というのは北朝鮮の私学です。北朝鮮の政治的思想を色濃く受け継いでいます。02年9月に小泉首相の北朝鮮訪問を前に、以下のような記事が各新聞で見られました。

 朝鮮学校で各教室に掲げられてきた北朝鮮の故金日成主席と金正日総書記の肖像画を近く外し、金父子中心だった歴史科目の内容も変えていくことが、関係者の話から明らかになった。
 「政治色を薄めて日本の実情に見合った教育を」との保護者からの改善要望を受けたものだが、一連の日朝関係改善の動きの中で、金総書記も支持しているという。


 朝鮮学校はつい先日までこのような有様でした。というか、右の写真が2002年度東京朝鮮中高級学校卒業式のものです。こんなところを「日本の学校として認めろ」というのがそもそも理解できません。外国の独裁者の肖像画が飾られている(最近まで飾られていた)学校を、税金を払っていることだけを後ろ盾に日本の教育機関として認めろという発想が常軌を逸しています。日本では学校内での国旗(日の丸)掲揚や国歌(君が代)斉唱に関しても神経質な団体もある中、これで朝鮮学校を日本の公的な教育機関として認めたら我が国はどうなってしまうのでしょうか。

 そして別に、在日朝鮮人は日本の学校に通えないわけではありません。実際このカク・チョンフン君は日本の学校を出たと言っていますし、どちらの学校に通うかは本人(あるいは家族)の判断で決めることができます。あえて学費が高く、大学受験の資格を得ることが困難な朝鮮学校に通っているのは、他ならぬ本人(あるいは家族)の意思です。その結果肩身が狭くなり自殺を考えたとしても、それは日本が悪いわけではなく本人の問題ではないでしょうか。自分で決めたなら自分のせいだし、家族が決めたなら家族を責めるべきだと思います。
 もし仮に朝鮮人が日本の学校に通うためには多額の学費が必要で、仕方なく学費の安い朝鮮学校に通うというならそれは確かに問題かもしれません。彼らも憤ってしかるべきです。しかし、そうではありません。まったく逆なのです。日本は外国人でも言葉の問題さえクリアされるなら、日本の学校で学べるよう善処しています。しかしそれを蹴って自ら学校を作り、結果援助金が出ない、大学受験の資格が無いと文句を言うのはどういうことなんでしょうか。

 チョウ・チョルソン君は「国語と数学に関しては授業時間を満たしている」ことを援助金を受け取る根拠にしていますが、朝鮮学校の授業内容は明らかになっていません。それは文部省や都道府県の監督を拒否しているため、すべてがブラックボックスなのです。上記の新聞記事でも「関係者の話から明らかになった。」とあるように、カリキュラムだけでなく学校全体が謎に包まれています。これでは本当に授業時間を満たしているのかわかりません。また国語と数学だけ満たせば学校として認可されるなら、こんなにおめでたい話はありません。
 朝鮮学校では自らの手でカリキュラムや教科書を作成しており、反日教育が行われているとよく指摘されます。朝鮮が日本の植民地だったこと、いかに迫害を受けたかを徹底的に繰り返し幼少時から教え込み、戦争を知らない世代にも反日感情を植え付けるというもので、これは韓国も同じようです。彼らはそれを歴史教育と呼び大変重視しています。

 しかし、驚くべきことにこのような朝鮮学校に援助している自治体があります。それもそうとうな数です。京都府は平成13年度に民族学校(朝鮮学校)に対し4千万円(\40,000,000)も拠出しています。95年度の東京都は8千万円(\80,000,000)、大阪府に至っては1億5千万円(\150,000,000)も我々日本人の血税から、彼らの民族教育への支援が行われています。しかも毎年です。カリキュラムすら明らかになっていない、資格も持たない教師とも呼べないような人間が教壇に立つ外国の民族教育機関に、どうしてこれほどの血税が投入されているのでしょうか。
 これに飽き足らず、チョウ・チョルソン君はさらに国からの援助を求めています。各自治体からこれだけの支援を受けていることを一言も口にしないまま。まるで一切の援助を受けていないかのような言い様なのは、ムービーをご覧になれば明らかかと思います。これでは各自治体もまったく浮かばれません。彼らに言わせれば自治体からの援助金はもらって当然、特に言及するほどのことではない、ということなのでしょうか。

道府県・指定都市の民族学校への教育費助成金はこちら をご覧ください。


朝鮮学校の教科書の内容はこちら

三重県の場合
朝鮮学校補助金問題を問う(上) (ミラーです)
朝鮮学校補助金問題を問う(中) (ミラーです)
朝鮮学校補助金問題を問う(下) (ミラーです)


京都大学 山崎高哉教授の見解
外国人学校卒に受験資格 (削除されました)
-京都大の同和・人権問題委員会(委員長・山崎高哉教授)は、朝鮮学校などの教科書などを調査して高校同等と判断し、「歴史的責任や人権などの観点から、受験資格を認めることが適当」と結論づけた。

近年、急速な勢いで外国人学校卒業生へ無条件に大学受験資格を与えようとする動きが活発化しています。
この件に関して別ページ を設けましたのでそちらもご覧ください。

■おさらい
在日朝鮮人は日本の学校に通うこともできます。
朝鮮学校は文部省や都道府県の監督を拒否しています。このため日常どのような教育が行われているのか、どのような教科書が使用されているのか、明らかになっていません。
移民の多いオーストラリアの場合、国の定めるカリキュラムに従わなければ民族学校は認可されません。
朝鮮学校は担保として破綻寸前の朝銀などに数十億、数百億円単位で提供され、不良債権と化しています。
朝銀への公的資金投入問題についてはこちら

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/7933/genejan/